間取りが、マンション生活の満足度を左右する
「マンション生活の満足度は、間取りで決まる」
どうもこんにちは、ザク男爵でございます。
マンションの間取りは生活に大きな影響を与えるので、立地や価格だけでなく、間取りをしっかり選ぶことが大切です。
間取りを選ぶときは、まずは「自分にあうのはどんな間取りなのか?」ざっくりと考えてから物件を絞り込むことが大切です。
マンションの間取りプランは、大きくわけて5つに分類できます。
- 田の字プラン(ファミリー向け)
- 田の字プラン リビング横型(ファミリー向け・日当たりがいい)
- センターリビングプラン(家族がリビングに集まりやすい)
- センターインプラン(高級マンションに多い)
- 角部屋プラン(日当たり、風通しとも最高ランク)
いずれも特徴があり、家族構成、ライフスタイルを考えて選ぶ必要があります。
そこでこの記事では、代表的な間取りプランのメリット・デメリットを解説しながら、マンションの間取り選びのコツについて解説させて頂きます。
代表的なマンションの人気間取り 5つのプラン
マンションの間取りは、5つに分類できます。
まずは自分がどのプランに当てはまるのか、ざっくりと考えることが間取り選びのスタートです。
ファミリー向けマンションとしてもっともポピュラーな間取りが、「田の字プラン」です。
子育て世代からの人気が高く、週末に届く新築分譲マンションの間取りは、ほぼ「田の字プラン」ではないでしょうか?
田の字プランの間取りの特徴は、読んで字のごとく、部屋が「田」の漢字のように配置されていることです。
各部屋が四隅に配置されているので、
- リビングがバルコニーに面しているので、採光性が高い。
- 各部屋の独立性が高く、室内のプライバシーを確保できる。
- 廊下がまっすぐなので、生活動線がシンプル。
このような特徴があり、まさに「夫婦+子供1〜2人」の家族構成にぴったりの間取りとなっています。
また田の字プランは建築コストがもっとも低くなる間取りで、販売価格も安いグレードからラインナップされてます。
多くの方にとって手の届きやすい、オーソドックスな間取りです。
唯一デメリットをあげるなら、共用廊下側にある2つの部屋の、プライバシー性が低くなってしまうことです。
せっかく窓があるのに、視線が気になって開けられないことも。
カーテンや目隠しを利用して、プライバシー性を高める工夫が必要です。
田の字プランのリビングを横向きにした間取りが、「田の字プラン 横リビング型」でございます。
リビングが横向きになり間口が広くなるので、リビングの日当たりが抜群によくなります。天気のいい日は、太陽の光がさんさんと届くでしょう。
横に長いリビングは、可動式の間仕切りで2つに分けられるマンションもあります。
またバルコニーも、リビングに合わせて間口が広くなります。横に長い、ワイドなバルコニーです。
広いバルコニーはワンランク上のマンション生活を実現してくれます。気持ちよく晴れた日は、バルコニーでのお茶も素敵です。
こちらの間取りも、ファミリー世帯に人気のある間取りでございます。
こちらもファミリー世帯におすすめの間取りプランです。
リビングが中心にあるので家族が集まりやすく、コミュニケーションが取りやすい特徴があります。
また日当たりのいいバルコニー側に、リビングのほかにも部屋が配置されます。
そのためリビング以外にも日当たりのいい部屋ができるので、「リビングとは別に、もう1部屋明るい部屋が欲しい」という方におすすめです。
こちらは高級マンションで多く見かけるプランです。
玄関が中央にあり、枝分かれするように各部屋が広がっています。
さすが高級マンションということもあり、
- 部屋数が多い。
- 部屋が広い。
- バルコニーが2か所ある。
- 開放的な空間がある。
- 各部屋からの展望がいい。
と、ほかの間取りプランとは一味違うクオリティとなっています。
しかしながら販売価格も高く、うかつに手を出したらヤケドするかもしれません。
高級タワーマンションで多く見られる間取りです。
どのマンションでも角部屋は人気です。
その秘密は、角部屋だけに与えられたスペシャルな間取りプランがあるからです。
その名も「角部屋・サービスバルコニープラン」でございます。
角部屋の間取りの特徴は、
- バルコニーが2か所ある。
- 窓が多い。1部屋に2カ所ある。
- 部屋数が多い。
- リビングが広い。
至れり尽くせりの間取りプランとなっております。
とくにバルコニーが2カ所あることによる採光性、風通しは、全間取りのなかでもトップクラスです。
お値段は高いですが、人気も高いです。
ここまで快適な生活が手に入ることを考えると、角部屋が人気なのもうなずけますね。
マンションの間取りの選び方のコツ
マンションの間取りを選ぶときは、家族構成、ライフスタイルを考慮することが大切です。
マンションを買ってから「こんなはずではなかった」と後悔しないように、次の間取り選びのコツを押さえましょう。
マンションの間取りを選ぶとき、必ず家族構成を考えなくてはいけません。
- 夫婦だけで暮らすのか?
- 子供は何人いるのか?
- 子供は何歳か?
- 子供の性別は?
そのマンションで誰が住むかによって、マンションの間取りで求めるものが変わります。
子供が小さいうちにマンションを買うのなら、リビングが広く、日当たりのいい「田の字プラン リビング横型」もおすすめです。
将来的に子供部屋を与えることになったとき、「田の字プラン」は各部屋の独立性が高くなります。
思春期を迎えたデリケートな時期も、田の字プランなら安心です。
家族構成とあわせて考えたいのが、家族のライフスタイルです。
- 共働きで、マンションにいる時間が少ない。
- 専業主婦でマンションにいる時間が多い。
- 没頭したい趣味がある。趣味を大切にしたい。
- 自宅で仕事をする。
- 明るく、広いリビングでくつろぎたい。
あなたはマンションに住んで、どんな暮らしがしたいでしょうか?
また家族はどんな暮らしを望んでいますでしょうか?
「マンションに何を望むか?」
これによって、選ぶべき間取りプランは変わります。
もしも趣味を大切にしたいならば、部屋数の多い間取りがおすすめです。
自宅で仕事をするならば、日当たりのいい部屋のある、センターリビングプランもおすすめです。
マンションの間取りでは、収納もチェックすべきです。
最近のマンションのトレンドでは、
- ウォークインクローゼット
- 食品パントリー
- 土間収納
がある物件が多くなりました。
スッキリ片付けられる収納があれば、わざわざ家具を買い足す必要がありません。
収納スペースが充実していると、部屋をすっきりと見せることができます。
ただし「収納は多ければいい」というものでもなく、収納の位置、奥行きなども関係します。
収納するモノにより適切な奥行きは決まっており、広いだけの収納は「しまったことすら忘れてしまう物置」です。これでは使い勝手はよくありません。
実際に生活をイメージしながら、収納の広さ、位置をチェックしましょう。
マンションの間取りを選ぶときは、現在の家族構成だけでなく、「家族構成が変ったときも使えるか?」を考えることが大切です。
マンションの構造によっては、リフォームすることで間取りを自由に変えられる物件もあります。
しかし水回りや窓の位置などは変更が難しく、まったくのゼロから間取りを作り変えることは不可能です。
ですのでマンションの間取りを選ぶときは、
- 子供が成長して、子供部屋が必要になったとき。
- 子供が独立して、夫婦2人で住むことになったとき。
を想定して選ぶことが大切です。
最近のマンションではリビングを可動式の間仕切りで、簡単に仕切れるタイプも増えました。
変化する家族構成に柔軟に対応できる間取りがおすすめです。
まとめ:マンションの間取りはこう選ぶ!
マンションでの住み心地は、間取りで変わります。
立地や価格も大切ですが、それと同じくらい間取りも大切なのです。
マンションの代表的な人気間取りは、5つあります。
- 田の字プラン(ファミリー向け・価格が安い)
- 田の字プラン リビング横型(ファミリー向け・日当たりがいい)
- センターリビングプラン(家族がリビングに集まりやすい)
- センターインプラン(高級マンションに多い)
- 角部屋プラン(日当たり、風通しとも最高ランク)
それぞれ特徴があるので、家族構成やライフスタイルを考慮して選ぶことが大切です。
まずは自分はどのプランがあっているのか、ざっくりと選び、実際の生活をイメージしながら間取りを絞りこんでいきましょう。
ぜひ素敵な住宅購入を。それでは、また!