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ファミリーでもOK 青春18切符で夏の思い出を作ろう! ~熱海&初島日帰り編~

電車に乗って笑う女児

太陽がジリジリと肌を焦がす季節になりましたね。
大人たちにとっては暑くて大変な季節でも、子どもたちにとっては楽しくて仕方がない夏休み。お子さんとのお出かけ場所はどこにしようかと頭を悩ませてはいませんか?
特別なことをしなくても楽しく夏を過ごすことはできますが、子どもの頃の特別な体験は大人になってもずっと心に残ります。

お子さんとの貴重な夏休みに、青春18切符で特別な冒険旅に出かけるのはいかがでしょうか。今回は、青春18切符の説明及び、東京近郊から熱海経由で初島までの日帰り旅をご案内します。夏の思い出作りの参考になれば幸いです。

青春18切符ってどんな切符?

青春18切符というネーミングから、若者しか使えないと勘違いしている人もいるかもしれませんが、青春18切符は何歳でも使えます。JR全線の普通列車(快速含む)の普通車自由席とBRT(高速バス輸送システム)、JR西日本宮島フェリーが1日乗り放題になる切符です。

発売期間と利用期間が決まっていて、1年のうち春、夏、冬に発売されています。
今年、平成29年の場合は下記のようになっています。

●発売期間
春:平成29年2月20日~平成29年3月31日
夏:平成29年7月1日~平成29年8月31日
冬:平成29年12月1日~平成29年12月31日

●利用期間
春:平成29年3月1日~平成29年4月10日
夏:平成29年7月20日~平成29年9月10日
冬:平成29年12月10日~平成30年1月10日

5回分がセットになっていて、料金は11,850円です。
5回分を1人で5日間使用して日本中を回ることもできますし、5人での日帰り旅行に使用することもできます。2人で2日間使用して、後は金券ショップやネットオークションなどで売ってしまうという手もあります。
連続した日にちでなくても、利用期間の間なら、いつ使用しても大丈夫です。子ども料金の設定はないので、小学生でも大人と同じ切符が必要になります。

1日あたりの運賃が2,370円以上かかる場所まで行く場合や、少し遠出をしていろいろな駅で下車したい場合は、普通切符よりも青春18切符のほうが安くなるのでお得です。

子連れ青春18切符の旅では、グリーン車使用がオススメ!

上野東京ライン

今回私がご紹介するのは、平成27年に開通した上野東京ラインで行く、熱海駅経由初島の旅です。
上野東京ラインは、東北本線(宇都宮線)・高崎線・常磐線と、東海道本線(東海道線)が、相互直通運転しています。

栃木県の宇都宮駅・群馬県の高崎駅・茨城県の土浦駅から始まって、都内主要駅(上野駅・東京駅・新橋駅・品川駅など)を通って熱海まで、普通列車なのに乗り換えなしで行けてしまう便利な路線です。今のところ湘南新宿ラインよりも混雑が少ないというメリットもあり、私のオススメ路線です。

私はJR赤羽駅から熱海駅まで乗り換えなしで行きましたが、青春18切符の旅では北関東からも同じ料金なので、時間はかかりますが北関東からのお出かけにもよいと思います。

乗る前に改札もしくはホームでグリーン券を別途購入すれば、長距離の移動でもグリーン車で疲れ知らずに行けます。
グリーン車の事前料金は、50km以上は一律で平日980円、休日780円です。車内でも購入できますが、事前購入のほうが安いので改札もしくはホームでの購入をオススメします。

また、上野東京ラインが全て熱海行きというわけではないので、事前に時刻表を調べて乗る電車を決めておきましょう。所要時間は乗る電車によって前後しますが、上野駅から熱海駅までおよそ2時間です。朝早めの上野東京ラインに乗って、グリーン車で朝ごはんを食べながら行くのもよいですね。

次の章では、私が2人の子どもを連れて実際に熱海と初島へ日帰りした内容を、参考プランとしてお伝えします。

初島で日帰りリゾート満喫のファミリー旅 ~青春18切符実践編~

海の見える風景

■初島日帰り参考プラン~我が家の場合~
7時頃上野駅発→9時頃熱海駅着の上野東京ラインに乗り、事前にグリーン券をホームで購入。4人家族なので、グリーン車を向かい合わせにして4人席にして、朝ごはんを食べながらのんびりと移動。
熱海駅に着いたら、タクシーで熱海港まで移動。熱海港から10:00発の高速船に乗り、10:30初島へ到着。

初島内を散策→海を一望できる大浴場で一休み→ハンモックに揺られ、うたた寝→遅めのランチで海の幸に舌鼓→15:20初島港発の高速船で熱海港へ移動。
熱海の商店街を散策し、和菓子屋でお茶をして、おみやげと駅弁を買って18時頃の熱海駅発上野東京ラインに乗車→グリーン車で駅弁を食べる→20時頃自宅の最寄駅へ到着。

我が家の場合は3歳児も同行していたので、無理のないよう上記の流れで日帰り旅をしました。
青春18切符は過酷というイメージの方もいるかもしれませんが、上記の旅なら小さい子ども連れでも無理なく移動ができます。

初島は首都圏から一番近い離島と言われ、熱海港から30分で行けます。気軽に行けるのに、リゾート感満載の小さなかわいい島です。宿泊することもできますが、本当に小さな島なので日帰りでも十分楽しめます。

お子さんが小学生以上もしくは大人のみの旅であれば、もっと朝早く出発して海水浴を楽しむプランや初島観光後、熱海駅付近で夕飯や温泉を味わってから遅めに帰路に着くというプランも楽しいと思います。
いずれにせよ、日付が変わるまでに自宅最寄駅に到着していれば青春18切符の追加料金はかかりませんので、リーズナブルに日帰り旅を楽しめますよ。

まとめ

青春18切符って便利で楽しいアイテムです。日付が変わるまでの間、どこまででも行けるし、どこで降りてもいいなんて、ちょっとワクワクしてきませんか?路線図片手に、お子さんと一緒にどこへ行こうかと計画を立てるのもとても楽しく、思い出に残ると思います。

ご家族でも、1人でも、青春18切符で冒険の旅に出かけてみてください。またの機会に、青春18切符の旅の別プランもご紹介しますね。今しかない今年の夏旅、たっぷりと楽しみましょう。

文:こみどりきのこ

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