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【マンガ】妊娠後期の会社の定期健康診断、すぐ受ける・延期する、どっちが正解?【松本えつをの子育てあるあるvol.32】

妊娠後期に会社の定期健康診断のタイミングがやってきたら

産休に入っているタイミングで会社から健康診断の案内がされると、思わず「パス」と言いたくなるよね。

だって、妊婦なんだから普段から妊婦健診を受けているし、お腹もしこたま大きくなっていて、正直、わざわざ受けにいくこと自体しんどいし、頭の中はもう、お腹の赤ちゃんを無事に産むことに向けてモードチェンジしてるんだから、こんなときに自分の健康診断とか言われたってさ……。

でも、どうやら気軽に「パス」するのはちょっと待ったほうがいいかも。
なぜなら、会社の定期健康診断を受けるメリットが、デメリットより大きいということもあり得るから。

なので、案内されたら、すぐさま「パス」と断るのではなく、相談するようにしよう。
相談の内容は、受ける・受けないの判断についてではなく、「受けるタイミング」について。つまり、「今、受ける」か「後から受ける」かの相談。

予定日まで数週間という状況だったら、体調にもよるけれど、産後に延期してもらうのもひとつの手。
しかし、産後になれば育児で手いっぱいになり、ますます受けにいく余裕がなくなることは十分に考えられる。落ち着くタイミングを待っていたらあっという間に1年くらい経ってしまうのがオチだ。
そのため、無理のない範囲で受けられる項目だけでも受けておくのがベター。

妊娠後期に会社の定期健康診断を受けるメリットとデメリット

妊娠後期に会社の健康診断を受けるメリットとデメリットを比較してみよう。
[ ]の中の「★印」が多いほど指数が高いよ!(相変わらずきのこの独断だけどね!)

妊娠後期に会社の健康診断を受けるメリットには、次のようなものがある。

◆ 早い段階で不安がひとつでも多く解消されること。[★★★★★]
→ 一般定期健康診断には、妊婦健診にはない項目や、あったとしても妊娠初期の頃に完了していて時間が経っているような項目がある。このタイミングでそれらを受けておくことで、万が一の病気が見つかり、命が助かるケースも。産後に延期していたら手遅れになるかもしれないよ!

◆ 次回以降、数値の比較がしやすくなること。[★★☆☆☆]
→ 春に受けたり、秋に受けたり、前回からの期間が半年だったり、1年半だったり……となると、比較の際にやっかいである。一部の検査項目を除いて、毎年同じ時期に受けておくことが数値の比較のしやすさにおいてはプラス!

◆ 雇用者にかかる手間を軽減できること。[★☆☆☆☆]
→ ユッキーのように真面目で優しい女性は、こんなときも上司や会社側の事情を気にしちゃうもの。そんなときは、とにかく特殊なケースを生まないこと。管理してくれている人は、イレギュラーが少ない方が助かるはず。

また、妊娠後期に会社の健康診断を受けるデメリットには、次のようなものがある。

◆ X線検査の影響やウイルス感染の不安を感じること。[★☆☆☆☆]
→ 実際のところはX線の影響は「ほぼない」らしいけれど、妊娠中であることを伝えればさらりと免除してもらえるよ。また、健康診断を専門にやっている病院もしくは時間帯もあるので、風邪ウイルスなどに感染する不安がある場合は事前に検査機関に問い合わせてみると安心。

◆ 労力と時間がかかること。[★☆☆☆☆]〜[★★★★★]
→ これは妊婦さんの環境・体調等によって★の数に差が出る項目。もちろん、安静を指示されている場合はその時点で受けられないわけだけれど、妊娠の経過が順調な場合や、自宅から検査機関までの交通アクセスが良い場合は、それほど気にすることでもないはず。

◆ 勢いで意味のない項目も検査してしまうこと。[★☆☆☆☆]
→ ユッキーのように、妊婦健診で毎回のように測定している「体重」「腹囲」などの項目も、流れで測られたりすることがあるよ。おまけに診断結果通知書には「妊娠中」という表記がなく、測定結果から機械的に抽出されるコメントが記されていたりする(※ フォーマットや記載文面は機関により異なる)ため、静かに哀しい気持ちになることもあるけれど……でも、仮に「メタボ予備軍」と書かれたとしてもネタとしてはオイシイ……よね?

妊娠後期の会社の定期健康診断、すぐ受ける・延期する、どっちが正解?

メリットとデメリットの比較をしたところ、メリットは★8つ、デメリットは★3つ〜7つだった。

おっ? これは……。

妊婦さんの環境・体調等によって★の数に差が出る項目がどうだったかによるけれど、おおむね、すぐに受けたほうが賢いんじゃないか!?

ということで、きのこの中では「とりあえず、すぐ(産む前に)受けてみる」に軍配があがったよ!

***

なんだかんだ言っても、もしものことを考え始めたら、「念のため」くらいの気持ちで受けることくらい、どうってことないよね。後悔先に立たず! だ。

別段、異常が見つからなかったら、それはそれで、出産に向けても安心につながるし。「メタボ予備軍認定」だって、きっといい思い出になるよ。

ただし、妊娠中であることは、検査の前にちゃんと伝えるようにしようね。

文:松本えつを

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◆ 文・ストーリー構成:松本えつを(役名:きのこ)

絵本作家・エッセイスト・コピーライター。2007年、8年間役員をつとめた出版社から独立。2008年、出産後の出血多量で死にかけるも一命をとりとめたことをきっかけに、女性が働きづらい社会を少しでも変えたいと一念発起。以降、ニッポンの女性アーティスト・クリエイターの自立支援を目的とした教育&プラットフォーム事業を立ち上げ、多くの女性たちの声を聞く。2014年、クリエイターを対象としたマンガコンテンツ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” を企画・制作。これまでの著書の大部分は大人の女性を対象としたものとなる。代表作に『バンザイ』(サンクチュアリ出版)、『ユメカナバイブル』(ミライカナイ)等。

クリエイターあるある in 日影工房
ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」

◆ 絵:ささはらけいこ(役名:もじゃ)

1984年北海道生まれ。金沢美術工芸大学油画専攻卒。東京クリエイターアカデミー(現ウーマンクリエイターズカレッジ)を経て、2010年よりイラストレーター・絵本作家として活動を始める。2014年から “ クリエイターあるある in 日影工房 ” の作画を担当し、「もじゃ」役として出演。2015年におまんじゅうのような子どもを出産し、テンヤワンヤで子育て真っ最中。
ささはらけいこポートフォリオサイト「星ふるモジャモジャの丘」

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