すみかる住生活版

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【マンガ】胎動ってどんな感覚? いつから感じる? 妊娠後期にかけてどう変化する?【松本えつをの子育てあるあるvol.22】

妊娠中期と後期で胎動はこんなに違う!

最初の頃は腸内運動と区別がつきづらいほど微弱だった胎動も、妊娠後期になるにつれ、次第に強く、激しくなっていく。
また、強さだけでなく、感じる位置や頻度なども目まぐるしく変化していく。

胎動がもっとも強いとされるのは、赤ちゃんの頭が骨盤に入り込んで固定される前の妊娠8〜9ヶ月頃といわれているが、中には出産直前がもっとも強く感じたという妊婦さんもいるくらい、感じ方はさまざま。

羊水にも余裕があり、赤ちゃんもまだ成熟しきっていない妊娠中期と、赤ちゃんがだいぶ大きくなる妊娠後期において、胎動がどんなふうに変化するのか、いくつかの項目で比較すると、こんな感じ。(※ 個人の感覚です)

《 妊娠中期の胎動 》
擬態語:「くにょ」「ポコッ」「ポスッ」「ぐにょん」「つん」「こにょっ」など
動物にたとえると:ハムスター、小ぶりのリス など
楽器にたとえると:ピッコロ、チェロ、マリンバ など
感じる位置:お腹全体の下のほう、おへそよりも下のほうで感じることが多い
感じる頻度:お母さんが比較的安静にしているとき(に気づきやすい)
母親の感想:「わあ!」「はははっ!」「かわいい!」「嬉しい!!」「しあわせ☆」
《 妊娠後期の胎動 》
擬態語:「ボッス」「ゴッフ」「ドスッ」「グォーン」「ゴゥアア」「ブルルンッ」など
動物にたとえると:日本猿、小ぶりのゴリラ など
楽器にたとえると:チューバ、コントラバス、バスドラム など
感じる位置:お腹全体の上のほう、まだ逆子の場合は下のほうで感じることがある
感じる頻度:赤ちゃんが起きている時間を中心に、けっきょく寝てても動くので四六時中
母親の感想:「うわっ!」「痛っ!」「ふおぉっ!」「ちょっ……」「マジか……」

※ 赤ちゃんの身体が重くなるにつれ、激しい胎動でお母さんの重心を持っていかれて思うように動けなくなる瞬間が出てくることがあるため、階段昇降時などは注意しよう。

ほんの数ヶ月で、胎動だけでもこんなに変化するなんて、赤ちゃんの成長は本当に著しいね!

妊娠後期の胎動は、もう全然かわいいもんじゃなくて、すさまじいものになるけれど、それでも、胎動が感じられるということは赤ちゃんが元気な証拠。

「痛いぞこのやろう」とつぶやきながらも、やっぱり心の中では「しあわせ(ヒィヒィ)」と思っているんだよね、お母さんたちは。

文:松本えつを

▼松本えつをの子育てあるある▼

◆ 文・ストーリー構成:松本えつを(役名:きのこ)

絵本作家・エッセイスト・コピーライター。2007年、8年間役員をつとめた出版社から独立。2008年、出産後の出血多量で死にかけるも一命をとりとめたことをきっかけに、女性が働きづらい社会を少しでも変えたいと一念発起。以降、ニッポンの女性アーティスト・クリエイターの自立支援を目的とした教育&プラットフォーム事業を立ち上げ、多くの女性たちの声を聞く。2014年、クリエイターを対象としたマンガコンテンツ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” を企画・制作。これまでの著書の大部分は大人の女性を対象としたものとなる。代表作に『バンザイ』(サンクチュアリ出版)、『ユメカナバイブル』(ミライカナイ)等。

クリエイターあるある in 日影工房
ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」

◆ 絵:ささはらけいこ(役名:もじゃ)

1984年北海道生まれ。金沢美術工芸大学油画専攻卒。東京クリエイターアカデミー(現ウーマンクリエイターズカレッジ)を経て、2010年よりイラストレーター・絵本作家として活動を始める。2014年から “ クリエイターあるある in 日影工房 ” の作画を担当し、「もじゃ」役として出演。2015年におまんじゅうのような子どもを出産し、テンヤワンヤで子育て真っ最中。
ささはらけいこポートフォリオサイト「星ふるモジャモジャの丘」

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