胎動を感じ始めるのはいつから？

「初めて胎動を感じられた瞬間は、ものすごく嬉しかった！」という妊婦さんはとっても多い。
そりゃ、そうだよね、そうだよね！　だって、妊娠したことがわかってからそれまでのあいだ、赤ちゃんの様子を知れる機会は健診時のエコー検査くらいだったんだもの。

妊婦さんたちの声によると、胎動は、早い人で妊娠16週目に入った頃から、遅くても妊娠23週頃には感じられるとのこと。

しかし、これにもお約束の「個人差」がある。

とくに、「胎動らしきものは感じられていたけれど、確信が持てないまま数週間が経ってしまった。今思うと、あれも胎動だったのか。……で、何週目くらいからだっけな？」という声は案外、たくさんあるみたい。
初めて実際に感じた胎動と、「胎動」という言葉からイメージしていたものが全然ちがって、リアルタイムでは胎動が始まっていることに気づかなかったというやつだ。

最初の頃の胎動は、マンガにも描かれているように「くにょ」「ポコッ」と、腸の中で便やガスが動いたような感じだったりするもんだから、妊娠していないときにも感じる生理現象のひとつと勘違いして、うっかりスルーしてしまうんだね！

実際に自分のお腹の中で赤ちゃんが動くとどんな感じになるのか、体験してみないと、なかなかわからないものだ。

胎動にまつわる「旦那さんあるある」

当然だが、「胎動」は、文字通り「音」ではなく、「動き」だ。
マンガや会話の中で「くにょ」「ポコッ」などという言葉で表現されているのは、あくまで「擬態語」であり、「擬音語」ではない。

女性だと勘違いしている人は少ないのだが、まれに、奥さんの「胎動が始まったわ！」という言葉を受けて、喜んでお腹に耳を当てて胎動を「聞こう」としている旦那さんがいるようだ。

おそらく、そのとき耳を通して聞こえる音こそ、極めて高い確率で「奥さんの腸の中で何かが動くときの音」である。そう、それは胎動ではないのだ。

これ、「旦那さんあるある」だと思うので、あなたがもし旦那さんであるならば、ぜひ、しかるべきときに実際にやってみてほしい。
奥さんの華麗なるツッコミを期待して……。