すみかる住生活版

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「2020年 首都圏版LIFULL HOME’S住みたい街ランキング」にみる時代の進化とニーズ

不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」等の住生活情報サービスを提供する株式会社LIFULL(ライフル) は、『LIFULL HOME’S』で住まいを探すユーザーの検索・問合せ数をベースに「2020年 首都圏版LIFULL HOME’S住みたい街ランキング」を発表しました。

データによると “買って住みたい街” の1位は初の「勝どき」で、「渋谷」「東京」は100位以上のランクアップに。

また、“借りて住みたい街”は 4年連続池袋駅が1位で、駅周辺の開発が進む地域が続々と上位にランクインするという形となりました。

▼2020年 LIFULL HOME’S住みたい街ランキング
https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/

調査概要

■対象期間:2019年1月1日〜2019年12月31日
■対象者:LIFULL HOME’S ユーザー 首都圏は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象
■集計方法:LIFULL HOME’S に掲載された賃貸物件・購入物件のうち、問合せの多かった駅名、またその行政区をそれぞれ集計
■分析:LIFULL HOME’S 総研

首都圏【買って住みたい街】ランキング「勝どき」が初の栄冠に!

11位以降のランキングはこちらから。

首都圏「買って住みたい街」ランキングは、「勝どき」が2019年の16位からジャンプアップし、初の栄冠を獲得しました。

2年連続して都心周辺エリアが1位となり、昨年から引き続き「買って住みたい街」の人気は都心に戻ってきているという傾向が見てとれます。

特に 2020年は五輪開催の影響からか、5位に「東京」(前回 138位)、16位に「渋谷」(前回 154位)が入るなど、住宅地としてイメージされにくいエリアの街が上位 に登場しています。

ただし、2位「恵比寿」、4位「北浦和」、6位「八王子」など首都圏で拠点性が高く生活利便性にも支持があるエリアは上位を維持しており、物件価格と地域の利便性、生活のしやすさを考慮して現実的な選択をしていることがうかがえます。

首都圏【借りて住みたい街】」ランキング 交通・生活利便性がバリューアップした地域が続々上位に!

11位以降のランキングはこちらから。

首都圏「借りて住みたい街」ランキングは、「池袋」が4年連続で1位となりました。

池袋はJR線ほか西武池袋線、東武東上線、東京メトロ丸ノ内線、副都心線など合計8路線が乗り入れるビッグターミナルで、 生活利便性と交通利便性が確保されたエリアです。

2位には「葛西」が前回5位から上昇。

特に単身者向けの物件が豊富で、賃料が安価に設定されており、周辺の物価水準も比較的低いという経済面での合理性が支持されているようです。

池袋同様に、生活利便性と交通利便性のバランスが取れており、なおかつ駅周辺の開発が進んでいるエリアとして3位「川崎」、5位「大宮」、6位「三軒茶屋」も上位を占めています。

これらのエリアは開発によって道路が拡幅され、バスやタクシーの使い勝手が向上したり、大型商業施設が誘致されたりするなどバリューアップが図られ続けていることで求心力が増していることが見てとれます。

若年層だけでなく“安全で買い物に便利な街に住みたい”という中高年層のニーズの受け皿にもなっているのでしょう。

首都圏【買って住みたい】【借りて住みたい】行政区別ランキング

「2020年 首都圏版LIFULL HOME’S住みたい街ランキング」では、「買って住みたい・借りて住みたい行 政区」の結果も発表しています。

▼2020年 LIFULL HOME’S住みたい行政区ランキング https://www.homes.co.jp/cont/s_ranking/2020_gyousei_shutoken/

首都圏【買って住みたい行政区】ランキング 今年は東京都中央区が 1 位に!五輪開催の相乗効果表れる

11位以降のランキングはこちらから。

首都圏「借りて住みたい行政区」ランキングは、中央区が 1位に輝きました。

中央区が 1位になったことは、五輪の開催を契機とした資産価値や利便性の向上を期待して注目する人がこれまで以上に増えたことが要因として考えられます。

また、注目すべきは都心の行政区を押しのけて船橋市が前回同様4位にランクインしたことです。

船橋市は、東葉高速鉄道が「西船橋」で東京メトロ東西線に乗り入れて以降交通利便性が飛躍的に高まり、都心通勤圏として注目されるようになったため上位にランクされたと考えられます。

さらに15位の八王子市、23位の横須賀市、27位の藤沢市、30位の越谷市、32位の川越市についても、都心の行政区よりも上位にランクされています。

これは地域の拠点性がある割に物件価格は都心~近郊に位置する行政 区よりも相対的に安価であることが要因として考えられます。

首都圏【借りて住みたい行政区】ランキング 1位は2年連続世田谷区! 東京23区がベスト10を独占

11位以降のランキングはこちらから。

首都圏「借りて住みたい行政区」ランキングは、2年連続で世田谷区が 1位に!

2位杉並区、3位新宿区、 4位の大田区までも前回と同じ順位となり、根強い人気を誇っていることがわかります。

5位以下の顔ぶれも 前回と大きな変化はなく、ベスト10はすべて東京23区内の行政区が占める結果となりました。

ただし、東京23区の中でも、23位の文京区、24位の台東区、26位の中央区、30位の荒川区、50位の千代田区(東京23区最下位)は、荒川区を除いていずれも都心〜近郊の行政区であり、賃料水準が高いことから、借りて住むにはハードルが高い傾向があることがうかがえます。

おわりに

首都圏では2020年のオリンピックの影響を受け都心部の人気が高まり、利便性や都心へのアクセスの良さなどが重視された街の需要も高まってきています。

今まで注目されてこなかったエリアがランクインするなど、時代の変化とともに求められるものも変わってきているようです。

物件を購入する・借りる検討をされている方は、ぜひこのランキングを参考にしてみてくださいね!

また、「物件を購入するなら、どのエリアがいいの?」などの疑問には、専属のアドバイザーが無料で相談に乗ってくれますよ!

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株式会社 LIFULL
■所在地: 東京都千代田区麹町 1-4-4
■代表者: 代表取締役社長 井上 高志
■事業内容: 不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S(ライフル ホームズ)」の運営等
■設立年月: 1997年3月

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