それでも部屋干しが嫌なあなたにおすすめの対策方法
部屋干ししないための工夫
洗濯頻度を見直す
それでもやっぱり部屋干しは嫌…という場合は、洗濯頻度を見直し、洗濯そのものを減らしてしまうといいかもしれません。洗濯という家事自体を見直すことで、節電・節水にもなり、家事時間も短縮できて時間に余裕ができるのも嬉しいところ。天気の良い日にまとめて洗濯してしまえば、雨の日に部屋干しする必要もなくなります。
洗濯頻度を少なくするには、一度に洗う量を多くするという方法と、洗濯物を減らすという方法があります。
洗濯機のサイズを大きくする
一度に洗える量を増やすには、洗濯機のサイズを大きくするのが手っ取り早いでしょう。大型洗濯機でまとめ洗いしてしまえば、洗濯回数そのものを減らすことができます。その代わり、着替えの衣類は少し多めに必要です。デメリットは、洗濯をしようと思っていた日に雨が続いてしまうと洗濯物がたまってしまうこと。洗濯できるかどうかはお天気次第というところが問題です。
洗濯物を減らす
洗濯物自体を減らす工夫をしましょう。
例えば、バスタオルを使わずにフェイスタオルで体を拭いてしまえば、大きなバスタオルを洗う手間が省けます。フェイスタオルは乾きやすいので、洗濯するまでに発生する臭いも防げます。
洗濯しなければならないものを減らすのもおすすめです。マットやトイレの便座カバーなど、なくても特に不便を感じないものは家の中から排除しましょう。洗えないことを気にする必要がなく、気分も見た目もすっきりします。
同様に、身に着ける洋服や肌着を少なくして洗濯物を減らす方法も。機能性の高い肌着を利用する、あるいは無駄に重ね着をしたり着替えたりしないことで、洗濯物を減らすことができます。
一度着てもすぐに洗わない
そもそも、一度着た服をすぐに洗う必要はありません。肌着は毎日洗ったとしても、上に着る洋服は頻繁に洗わなくても大丈夫。一度着たら洗わなければいけないという思い込みを捨てましょう。洗濯頻度が減れば洋服も傷みにくくなります。
洋服を汚れにくく保つ
洋服を汚れにくくするには、同じ洋服を続けて着ないというのもポイントです。身に着けている間に洋服は湿気を帯びます。また、静電気などにより余計な汚れも寄せ付けやすくなってしまいます。洋服を汚れや傷みから守るためには、毎日同じ洋服を着ないこと。1日着たらブラシをかけて1日休ませるよう、ローテーションを組むとよいでしょう。
汚れが付く前に防ぐのも洗濯の手間を減らすコツです。皮脂汚れなどをつきにくくするために、あらかじめシャツの襟や袖に洗濯用のスプレーのりを吹きかけておいたり、ベビーパウダーをはたいておいたりしましょう。これだけで洗濯の手間もぐっと楽になるはずです。
速乾性の素材を利用する
タオルや足ふきマットを速乾性のものに切り替えるなどの工夫をすると、洗濯物を減らすことができます。濡れても乾きが早いので臭いの発生も抑えられ、洗濯も楽になるのではないでしょうか。肌着などの衣類を速乾性のものに切り替えるのも良い方法です。さまざまな素材が開発されているので、ぜひ取り入れてみましょう。
乾燥機を使う
天気が悪い日が続いてもやっぱり部屋には干したくないという人におすすめなのが、乾燥機付きの洗濯機を買ってしまうこと。これなら天気や時間に左右されずに洗濯をすることができますし、寝ている間に乾燥機をまわしておけば翌朝には洗濯物が乾いているので、干す手間も省けます。ふんわりと乾いた洗濯物は気持ちいいもの。外干し派の人にも、乾燥機はおすすめです。
クリーニングやコインランドリーを利用する
コインランドリーはだれが何を洗っているのかわからないし、汚れているのでは?というマイナスイメージがあるかもしれません。しかし、最近は清潔に保たれているきれいなコインランドリーも増えています。雨が続いたら、コインランドリーで洗濯&乾燥させてしまうのもひとつの手。ストレスを感じながら部屋干しするよりも気分が良いのではないでしょうか。
おしゃれ着などの洗濯はクリーニング店におまかせするという方法もあります。クリーニングは自分で洗うよりもきれいに仕上がり、洋服の傷みも少ないのがメリットです。
ただ、普通のクリーニングでは臭いのもとになる汗などは落ちません。クリーニングに出したのになんだか臭いがする…という場合は、それらの汚れが落ちていないことが原因。汗などの汚れを落とすには、通常のクリーニングに「汗抜き加工(ウェット加工)」を加えるのがおすすめです。すっきりとした洗いあがりで臭いも気になりません。
気になるクリーニングのコストですが、最近は価格を抑えた店や、すぐに受け取りに行くとポイント還元サービスがあるところも。これらをうまく使ってお得にクリーニングを利用しましょう。
雨の日でも外に干せるように工夫する
部屋干しに近いものになりますが、雨の日でも洗濯物を干せるスペースを作ってしまう方法もあります。簡単なものでは、ベランダに屋根をつけたり、ターフを設置したりすることで、雨にぬれずに洗濯物を干すことが可能になります。
少し大掛かりになりますが、サンルームを作ってしまうという方法も。晴れている日は太陽の光が当たって気持ちよく干すことができ、急な雨でも安心です。場所やお金に余裕がある人は考えてみるとよいでしょう。
コツをつかんで上手に部屋干ししよう
洗濯は毎日のことだから、できるだけストレスは減らしたいもの。外干しでは有害物質や花粉の付着なども気になり、むしろ部屋干しのほうが安心ということもあります。
それでも部屋干しを躊躇するのは、洗濯物がなかなか乾かずに嫌な生乾き臭が発生してしまうためではないでしょうか。しかし、部屋干しの臭いは、工夫次第で防ぐことが可能です。臭いの原因や洗い方、干し方、グッズの効果的な使用など臭いを防ぐポイントをしっかり押さえて、今日から上手に部屋干ししましょう。
イラスト:カマタミワ