すみかる住生活版

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待機児童にしたくない!と思ったら、まずは情報収集めから始めよう。

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女性の活躍が期待される近年において、大きな問題となっているのが待機児童問題。
核家族化が進む中、保育施設の利用を望む人が、さらに増えつつあります。

子供を保育所に入れるための活動を指す「保活」という言葉も生まれました。
そもそも待機児童とはどういう状態の児童を指すのか、保育所に入れない場合、次に起こす行動は?などまとめてみました。

待機児童ってどんな児童?

待機児童とは「保育所への入所を希望し、待機している状態の児童」を指します。
保育所の定員は、保育者の人数や施設により限りがあるため、それを希望者が上回ると入所できない「待機する児童」が増えるのです。

仕事は決まっていても子供を預ける場所がなかったり、育休中のママも育児休暇の期間延長せざるを得ない状態になったりすることも。
働きたくても働けないという状態が生まれているのです。

認可保育園と無認可(認可外)保育園の違いは?

なぜ多くの人が認可保育園を望むのか、具体的にどこがどう違うのかを比べてみます。

認可保育園とは
国が定めている認可の基準を満たしているものを認可保育園と言います。
施設の広さや保育者の資格所持の人数などが国で定められています。
保育料が自治体によって異なりますが、世帯所得に応じた変動します。

子供を預けるなら、整った環境で!と望むのが親心。
広い園庭に保育の知識を持ったプロにお任せできれば、安心して仕事ができるというものです。
保育料も、所得に応じた軽減があれば家計に過度な負担をかけないことにつながります。

無認可保育園とは
認可保育園以外の保育施設を指します。
園庭などの広さが足りないなど、一部の条件が満たされていないだけの施設も多く存在しています。
認可保育園に比べると保育料が高くなる半面、延長保育や夜間保育など、認可保育園では望めないサービスに力を入れている園も多く存在します。

ですから、必ずしも無認可が悪いということではありません。
その園の特長を知ることで「うちにはこの園の方が合っているかも」など、知らなった園の魅力にも気づけそうです。
ネックなのは保育料ですが、自治体によっては助成金が出る場合も。
広い視野をもって園選びをすることが大切です。

待機児童が多いのは、やっぱり都市部

地域における待機児童数を見ると、依然として都市部に集中する傾向にあります。
理由としては、

・頼れる両親が近くにいない
・仕事が豊富にあり、働くチャンスに溢れている
・認可保育所の設置が難しい

などが挙げられます。
仕事はあっても、子供を預ける環境が整わないないという悪循環が生まれています。

東京都の待機児童について詳しくはこちら

認可保育園に入れなかったらどうすれば?

多くの人が希望する認可保育園。
希望する園から「不承認」の通知が来たらどうすればよいのでしょうか。
承認されなかったので仕事を止めるというのは難しい状況の人も多く、急いで次の保育園探しを始める必要が生じてきます。

「認可園の次は不認可園に」とは、みんなが思うことです。
実績のある認可外施設から埋まる傾向にあるので、認可園に入れない可能性も考えて、前もって園の情報を入手し、すぐに行動を起こせるようにしておきましょう。

さいごに

パパやママが安心して働くには、安心して子供を任せられる人や場所が必要です。
自分の子供が待機児童にならないためにも、希望する園の見学など、まずはできることから始めてみましょう。
たとえ無認可であっても保育に納得できる園を見つけて、なによりも「子供が楽しく通える保育園」に出会えることが大切ですね。

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