すみかる住生活版

メニューを開く メニューを閉じる

庭の雑草対策は大丈夫?5つの雑草対策|お金をかけない庭の楽しみ方vol.9

庭の雑草対策は大丈夫?5つの雑草対策

マイホーム購入や子育て、ワークスタイルに関する情報を『辛い人生がちょっとだけ「楽」になるスパイスを、あなたに。』というテーマで発信するブログ「ザク男爵プレゼンツ」を運営するザク男爵。
自身が建売住宅を購入した実体験に基づき、DIY庭づくりや家庭菜園など低予算で楽しむ庭についてシリーズで解説していただきます。(いえーる すみかる編集部)

一軒家の楽しい庭作りですが、心配なのが「雑草」ではないでしょうか?

せっかくキレイに整備した庭に雑草が生えてきたら、かわいいお庭が台無しでございます。
しかし雑草はこちらが望まなくても、どこからともなく飛んできては、爆発的な生命力で繁殖していく憎いヤツなんですよね。
ですので、庭作りは雑草対策抜きには語れません。

庭の設計の段階から雑草対策を視野に入れて庭作りすると、入居してからのメンテナンスが楽ですよ。
では入居してから庭のメンテナンスを楽にするために、どんな雑草対策をすればいいのでしょうか?
この記事では庭の雑草に悩むあなたのために、庭の雑草対策についてご紹介させて頂きましょう。

入居前にしておきたい、雑草対策

雑草対策は、最初が肝心です。
なぜなら雑草対策をした庭と、何も対策をしていない庭とでは、入居してからのメンテナンスの大変さが違うからです。

きちんと雑草対策をしておけば雑草が生えることはほとんどありませんが、何も対策をしていないと、人が踏み入れない未開の地になってしまうこともあります。

ですので、できることなら入居前に雑草対策をしたいのですよね。
そこで入居前に実施したい雑草対策は、次の5つの選択肢があります。

1.防草シート

まず最もコスパの高い雑草対策が、防草シートを敷くことです。
防草シートは、遮光性の高いシートを土の上に被せることで、雑草を生えなくしてしまう画期的なシートです。防草シートを敷くことで、雑草は光合成ができずに枯れてしまい、生えてこなくなるのです。
あまりにも素晴らしいシートなのに、後述のコンクリート舗装に比べて格段に費用が安い特徴もあります。

非の打ちどころのない防草シートに見えますが、ビニールシートを庭の地面に被せるので、景観が著しく悪くなるデメリットがあります。庭が一面ビニールだったら、景観もへったくれもありませんね。

しかしご安心下さいませ。
防草シートは砂利と組み合わせることで、キレイでかわいい庭を演出することができます。
やり方はとても簡単です。土の上に被せた防草シートの上に、好きな砂利を乗せるだけでOKでございますよ。但し防草シートの施工は私のような不器用パパでもできますが、シートの間に隙間を作ってしまうと、そこから雑草が生えてきますので注意が必要です。

ですので、DIYが苦手な人は工事費がかかりますが、プロに任せるのが安心でお勧めですよ。

2.砂利を敷く

庭に砂利を撒くだけでも、一定の防草効果を得ることができます。
砂利を敷くことで、雑草の種は直接土に触れることができませんので、むき出しの土に比べると格段に雑草は生えてきません。

しかし雑草は砂利の上から長い根を伸ばし、土まで到達することができるので、雑草を完璧に防ぐことはできません。
とは言え、砂利に生えた雑草は簡単に抜くことができるので、心配ご無用でございます。
また土を直接触る訳ではないので、雑草を抜いたときに手が汚れる心配もありません。

芝などグランドカバーを敷く

雑草対策には、芝などのグランドカバープランツを敷く方法もあります。
グランドカバープランツとは、地面を覆いつくす植物のことで、芝・クラピア・玉竜などの植物があります。踏んでも枯れにくい植物ですね。

グランドカバープランツで庭を覆いつくすことで、雑草が生えてくるスペースをなくすことができます。
さらに芝を敷いた場合、定期的に芝刈りすることで、雑草もろとも刈り取ることもできます。
キレイな庭の景観と雑草対策を兼ねる芝・・・・実に優秀ですね。

しかしメンテナンスを怠ると、徐々に芝の中から雑草が目立つようになり、いつしか芝なのか雑草なのか区別できなくなることも。
グランドカバーを雑草対策にする場合は、こまめなメンテナンスが必要不可欠でございますよ。

敷石をする

そして庭に敷石(天然石・レンガ・タイルなどを並べること)することも、雑草対策として有効です。
敷石をした場所は光が完全に遮られるので、そこから雑草が生えてくることはありません。
しかも天然素材の石なので耐久力も抜群で、一度敷石すれば、そこから雑草が生えてくることは半永久的にないでしょう。素晴らしい。
でもそんな敷石にもデメリットがあります。

まず天然の石を使うため、価格が高いです。
例えば天然御影石は、300×600×50mmのサイズで、1,500円~で販売されています。(地域・時期によって異なります。)
この天然御影石を1平米に敷き詰めるとすると、必要な御影石は約4.5枚となり、6,750円以上かかる計算(材料費のみ)になります。
スポット的な敷石ならいいですが、広範囲の敷石になると財布が悲鳴をあげそうですね。

また敷石と敷石の隙間からは、雑草が生えてきてしまうことです。
敷石の石と石の間には、砂を入れてぐらつき防止するのですが、どうしてもその隙間から雑草が生えてしまうのですよね。
隙間からの雑草は、細かく敷き詰めるレンガなどで目立つかもしれません。

この2つのデメリットはありますが、雑草対策効果としては非常に高いポテンシャルを持つのが敷石でございます。
目立つ場所、雑草が生えると困る場所に施工すると、効果が高いですよ。

コンクリートで舗装する

そして究極的な雑草対策は、コンクリートで舗装してしまうことです。
これは問答無用で最強の雑草対策ですよね。舗装してしまえば光が完全に届きませんので、雑草は永遠に生えません。
コンクリートによる雑草対策は、雑草・虫が苦手な人にとっては、すぐにでもやりたい雑草対策でしょう。
しかしご注意頂きたいことが2つほどあります。

まず1つに、コンクリートでの舗装は費用がとても高いことです。
コンクリートの費用は、1平米あたり平均10,000円前後が相場のようです。(施工条件によって異なります。)
前述の敷石よりも高単価で、施工には少々勇気のいる金額です。

そしてもう1つは、コンクリートで舗装してしまうと、夏の照り返しが暑くなることです。
コンクリートは太陽光をよく反射し、その反射による照り返しが暑いのです。
日陰を作るなど暑さ対策をしないと、暑くて暑くて雑草どころの騒ぎじゃありません。

それでも雑草が生えてきたら・・・

雑草対策をしていれば、雑草が生えてくる量は格段と減るでしょう。
しかし完璧な雑草対策はなく、どこからともなく雑草は生えてくるものです。
では、雑草が生えてきたら、あなたはどうしますでしょうか?
雑草が生えてきたとき、次の対応がお勧めでございますよ。

雑草抜きを使う

雑草が生えてきたら抜くのは当たり前ですが、雑草を抜くときに「雑草抜き」を使うとすごく便利です。
雑草抜きには、ピンセットタイプ、フォーク型をしたタイプ、カマの形をしたタイプなどあります。

雑草抜きを使わなくても雑草は抜けますが、雑草抜きを使う最大のメリットは、手が汚れないことなのです。
だってほら、雑草を抜くたびに手が汚れるって、すごくイヤじゃないですか?特に爪の隙間に土が入ると、洗っても取れないのですよねえ・・・。
でも雑草抜きを使うと・・・ほら、手が汚れません!!アメイジング!
雑草抜きはお近くのホームセンターで販売されている他、ネットでも購入することができますよ。

除草剤を撒く

ちょっと油断すると、爆発的に雑草は増えてしまいます。
1本2本なら抜く気になれますが、密集した雑草には手も足も出ませんし、心も折れてしまいますよね。
そんなときは除草剤の出番です。除草剤は散布するだけで雑草を枯らしてくれます。化学の力って素晴らしい。
除草剤でお勧めなのが、「ラウンドアップマックスロード」でございます。
こちらの除草剤は、雑草の葉から除草成分が吸収され、雑草を根から枯らしてくれます。その上、土にこぼれた除草剤は短期間に分解されるので、土壌を汚染することがありません。

・・・完璧ではありませんか。

しかしデメリットを上げるとすれば、
・枯れた後の植物が汚らしい
・小さい子供がいる家庭では危険
ということでしょうか。

注意をしながら効果の高い除草剤も適切に使えば、心強いこと間違いなしです。

マックスロード(ラウンドアップ公式HP)
http://www.roundupjp.com

まとめ

それでは、最後に雑草対策をまとめておきましょう。

・防草シート
・砂利を敷く
・芝などグランドカバーを敷く
・敷石をする
・コンクリートで舗装する

一口に雑草対策といっても、選べる手段はこんなにあるのですね。頼もしい限りであります。
しかし仮に雑草が生えてきても、雑草抜きと除草剤を常備しておけば怖いものなどありません。
これで心置きなく一軒家の庭作りを楽しめるというもの。あなたも一軒家で庭作り、楽しんでみませんか?
それでは、また!

関連記事

CLOSE