すみかる住生活版

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きれいな壁紙の維持には定期的なお手入れが大切!日常的なお手入れ方法や注意点をご紹介

wallcleaning

普段のお掃除ではなかなか目につかないのが壁紙の掃除です。壁紙まで丁寧に毎日掃除するという方は少ないのではないでしょうか。

掃除を怠りがちな壁紙は、実はよく見ると、ホコリや汚れが結構あってびっくりすることも・・・。汚れた空間にいるのも気分的にはいいものではありませんよね。それに、汚れがひどくなってしまうと、壁紙の張替え時期も早まってしまいます。

綺麗な壁紙を維持するためには、日ごろの掃除はとても大事です。今回は、普段のお手入れ、壁紙の種類によるメンテナンスなど「キレイ」を持続させる方法についてご紹介していきます。

壁紙を掃除する前にすべきこと

「さあ!壁紙の掃除を始めよう」と思った時には、まずはいくつかの準備が必要です。

◎自分で掃除が可能な素材かを確認
壁紙と言っても、水拭きができない紙素材のものもありますので、注意するようにしましょう。
多くのご家庭で主流になっているビニール素材のタイプは、洗剤や水で掃除ができます。

◎お掃除アイテムの準備
壁紙の掃除に必要なアイテムを準備しましょう。

・洗剤
素材ごとに使える洗剤は異なりますが、市販の住宅用洗剤が汚れ落しには効果があります。
ただ、子供やペットがいるご家庭では不安に思うかもしれません。その場合は、重曹やセスキ炭酸ソーダなどの洗剤も準備しておくといいでしょう。軽い汚れの場合は、中性洗剤を含ませたもので汚れを取り除くことができます。

・スポンジ、タオル、使い古しの歯ブラシ
洗剤を含ませる時にはスポンジ、水分の拭き取りには乾いたタオルを使います。
さらに、ビニール素材や布素材など凹凸の汚れを除去するのには使い古しの歯ブラシがお勧めです。細かい溝に入り込んだ汚れを掻き出してくれ、かなり有能な掃除アイテムです。

・消しゴム
お子さんのいるご家庭の壁紙の汚れでよくあるのが、いたずら書きです。鉛筆のいたずら書きなら、消しゴムを使いましょう。

・ハタキ、掃除機
ビニール素材や白い色の壁紙の場合、ホコリが付着しているのが見えることがあります。この場合、ハタキや掃除機を使ってホコリを取り除いてあげましょう。
特に布素材の壁紙は、ホコリが凸凹に入り込んでいることが多いので、掃除機にブラシ付きのノズルをつけると楽に掃除ができます。

壁紙別の掃除方法とは

壁紙といっても素材はさまざま。むやみやたらに掃除をしてしまうと逆に壁紙が傷む原因になってしまうこともあります。まずは壁紙の素材を確認し、適切な掃除方法を知ることが大事です。

◎お手入れしやすいビニール素材
メンテナンスの最もしやすいビニール素材の壁紙は、数ある種類の中でも人気です。定期的に行いたいのがホコリの除去です。
掃除機やブラシで簡単に取り除くことができます。汚れがひどい時には、中性洗剤を含ませたスポンジやタオルで優しく拭き取ってみましょう。

ただし注意点が二つあります。
一つ目は、壁紙に水分を含ませ過ぎないようにすることです。
水分が多いと下方向に溜まり、その水分がカビとなり、壁紙が壁から分離してしまう原因にもなります。

次に、中性洗剤を含ませたスポンジや雑巾の後には、必ず水拭きで洗剤をきれいに拭き取るようにします。洗剤が壁紙に少しでも残ると、シミになってしまいますので要注意です。
水拭きの後には、乾いた雑巾で拭き取ることを忘れないようにしてくださいね。

◎水拭きがNG! 紙素材と布素材には注意が必要
紙素材の壁紙は、メンテナンスが難しいので注意しましょう。水分を含ませたもので拭いてしまうとシミになってしまいます。子供の落書きや手垢程度であれば、消しゴムを使って丁寧に除去するようにしてみましょう。

また、高級感が漂う布素材の壁紙も掃除がしにくいタイプです。
布ですから、濡れた雑巾を使ってしまうと素材に水分が内部に染みこむことでカビの原因になります。

このタイプの壁紙は、ホコリが凸凹面に付着することが多いので、掃除機で吸って除去することが望ましいです。

壁紙をきれいに保つために

壁紙のお掃除方法についてお話をしてきましたが、そもそも汚れや傷みを発生させないようにしたいものですよね。そこで、普段の心がけが大事になってきます。

まず、お部屋の換気は大切です。最近の住宅はキッチンとリビングが一体となっていることが多いですが、調理中の煙が壁紙を変色させる可能性もあります。タバコを吸う方がいる場合も同様です。よく通気をして、煙による汚れを防ぎましょう。

また、案外軽視しがちなのが、紫外線による影響です。
窓から差し込む光は日光浴としては気持ちの良いものですが、壁紙にとっては色あせの原因でもあります。

そこでお勧めなのがガラスフィルムです。窓にUVカット機能のあるフィルムを貼れば、壁紙に当たる紫外線を防いでくれるので、壁紙の色あせを防止できます。

さいごに

壁紙はメンテナンス次第で美しさが持続します。汚れがひどくなると壁紙の張替えも必要になってしまいますので、正しい掃除方法を知っておくことが大切です。
壁紙を定期的にお手入れをして、明るく過ごしやすい部屋で毎日を快適に過ごしたいものですね。

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