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遊具を使わなくても楽しい!ママと子どもの公園遊び20選

遊具を使わない公園遊びをしてみよう

遊具を使わない公園遊びをしてみよう

こんにちは、いえーる すみかる編集部のゆずきです。
子どもは外で遊ぶのが大好き。毎日「公園に連れて行って!」と言われるママも多いのではないでしょうか。でも、毎日公園に行っていると遊びもだんだんマンネリ化して飽きてきてしまいますよね。

たまには違う公園に行こうと思っても、遊具のない公園では何をして遊んだらいいかわからなくて困ることがありませんか?そんな人にもおすすめの「遊具を使わずに楽しめる、公園での遊び方」をご紹介します。

木を使ったモノづくりの体験型イベントに興味がある方は、こちらの記事がおすすめです。

遊具を使わない公園遊びをしてみよう

子どもの感受性を育むと噂の木育!予約なしで参加できるワークショップまとめ

公園でいつもと違う遊び方をしよう
自然と触れ合うことのできる公園遊び
これは外せない。定番グッズを使った公園遊び
2人でも大人数でもOK。大人も一緒に体を動かす遊び
公園で遊びながら自然を感じよう

公園でいつもと違う遊び方をしよう

外で体を思い切り動かして遊ぶのは、子どもの成長にとってとても大切なこと。体力向上や健康にも欠かせません。思い切り体を動かして遊んだ後は、夜ぐっすり寝てくれるので、ママにとっても助かります。

子どもに外遊びをさせる時に行く先と言えば公園。滑り台やブランコ、ジャングルジムなど、公園の遊具は子どもにとって魅力的なものばかり。遊具で遊びたくて公園に行きたがる子どもは多いでしょう。

しかし、遊具がない公園でもさまざまな遊びができます。遊具がない分、自由に発想し創造力も育つように思います。遊具の順番待ちや取り合いもなく、いつもと違う遊び方ができるので遊びの幅も広がります。

遊び方がちょっとマンネリ化してきたかも・・・と思っている人は、ぜひいつもと違う遊びを取り入れてみませんか?

自然と触れ合うことのできる公園遊び

子どもを自然の多い公園に連れて行くと、木の実を拾ったり、落ちている木の枝で遊び始めたりします。砂場でひたすら泥団子作りをする子どもも多いですよね。

子どもは自然が大好き。草が生え、木の葉が落ちているような公園に連れて行くと放っておいても自分で遊び始めます。

そのままでも十分楽しめると思いますが、せっかくですから公園に落ちている木の実や木の葉を使ってできる遊びを教えてあげましょう。親子でできる、自然と触れ合える遊びをいくつかご紹介します。

No.1 実りの秋におすすめ「木の実」を集めてみよう

どんぐりボックス

いろいろな木の実を集めてみよう

準備するものは、100円ショップで売っている仕切りのついたケース。それを持って公園に行ったら、好きな木の実を集めましょう。
集めた木の実を同じ種類ごとに仕分けしてケースに入れます。どんな木の実がありますか?

例えば、どんぐりは一種類ではなく、アラカシやコナラ、クヌギなど木の種類によって色や形、大きさが違います。集めたどんぐりの色や大きさなどを比べてみましょう。緑色や茶色、帽子がついていたり、いなかったり。どんぐりと帽子がぴったり合う組み合わせを探すのも、楽しい遊びになります。

公園には、まつぼっくりのような形の木の実もよく落ちています。よく知っている松ぼっくりだけでなく、大きなヒマラヤスギの実やもっと小型のコメツガやカラマツ、メタセコイアなどを拾うことができますよ。拾ってきた木の実がどの木のものなのか、当てっこしてみてもいいですね。

No.2 ブクブク泡が出る!?「ムクロジの実」で遊ぼう

ムクロジの実

ムクロジの実でブクブク泡を作って遊ぼう

半透明の質感、丸くてかわいい形のムクロジの実。ポットのような独特の形をした外側の皮の中に、黒い種が入っています。この黒い種は、羽子板の羽根に使われているもの。外側の皮が乾燥すると鈴のようになって、コロコロとかわいらしい音がします。

ムクロジの外側の皮の部分で遊んでみましょう。落ちたばかりのムクロジの果皮の部分は柔らかいので手で簡単に剥くことができます。固くなった実の場合は、荒く砕いてから使います。これを水の中でよくもんでみてください。ブクブクと白い泡が出てきます。

洗顔用の泡立てネットのようなものに入れてもむと、簡単にクリーミーな泡ができますよ。水を入れたペットボトルに入れてよく振っても同じように泡立ちます。どろんこ遊びで汚れた手もきれいに洗えて一石二鳥ですね。

この泡の正体は、ムクロジの実を割ると出てくる、ぺたぺたした粘液に含まれているサポニンという成分。石鹸代わりに使われていた歴史もあり、平安時代の公家はムクロジの果皮で髪を洗ったり洗濯をしたりしていたのだとか。

江戸時代にはシャボン玉にも使われていた記録が残っています。海外では、ムクロジ石鹸やシャンプーなどのオーガニック製品も人気があり、今、その洗浄効果が見直されています。

【豆知識】食べられるどんぐり「椎の実」って?

椎の実と木の葉

そのままでも食べられる椎の実

シイの剥き実

スダジイの実を剥いてみると・・・

そのまま食べられるどんぐりがあるのをご存知ですか?
それはブナ科の椎(シイ)の木の実です。椎の木と言うと、日本では「マテバシイ」と「スダジイ」の2種類を指し、両方食べられますが、よりおいしいのは「スダジイ」の実。

いわゆるどんぐりよりもちょっと黒みがかっていて、全体的にうっすら産毛が生えています。先端は尖っていてまっすぐではなく、片方に寄っていることも多いです。帽子はついておらず、総苞(そうほう)という殻に包まれています。神社の境内や公園によく植えられているので探してみましょう。

スダジイは、生で皮をむいて食べることもできますが、乾煎りするともっとおいしく食べられます。弱火で炒っている最中にはじけて飛ぶことがあるので、必ずフタをしてください。

皮がはじけて割れ、中の果肉が見えたらできあがり。炒りたては栗のような味がします。紙の封筒に入れてレンジでチン!もできるので、スダジイを拾ったら試してみてください。

どんぐりの表面をよく観察してください。小さな穴が開いているものは虫が入っています。水に浮かべたときに水面に浮いてくる場合も、中に虫が入っているので処分しましょう。

No.3 木によって色も形も違う「落ち葉」を比べてみよう

木の葉と芝生

さまざまな色、形の木の葉

公園に落ちている木の葉を集めてみましょう。同じように見える木の葉も、比べてみると色や形、大きさなどが違います。
「赤く紅葉している葉を集めよう!」「ギザギザの葉はあるかな?」などと、お題を出してあげると、子どもは喜んで葉っぱを集めてきてくれます。

木の葉をたくさん集めたら、それぞれの葉っぱを比べてみましょう。モミジやイチョウの葉は特徴があるのでわかるのではないでしょうか。他に、どの木の葉っぱかわかるものはありますか?

木の名前がプレートに書いてある公園もあるので、どの木の葉っぱか、子どもと一緒に探してみてもいいですね。

No.4 素敵な枝を拾って「モビール作り」

木の実のモビール

木の枝にいろいろな木の実をつけて作るモビール

木の多い公園に行くと素敵な木の枝が落ちていることがありますよね。木の種類によって樹皮の模様や色も微妙に違います。お気に入りの枝を見つけたら、モビールを作ってみませんか?

軽くて細い木の枝の両端に毛糸や麻紐などのひもを結び付け、その先端に飾りをぶら下げます。この枝の中央付近にさらにひもを結び付け、ぶら下げたときにバランスを取れるように調整します。飾りは木の実や葉っぱ、折り紙などでもいいですね。自由な発想で作ってみてください。

【豆知識】木の年齢は年輪でわかる?

木の切り株

木の切り株があったら年輪を観察してみよう

もし木の切り株があったら、年輪を見てみましょう。正確な樹齢はわかりませんが、10年単位程度の大まかなものならわかります。

年輪ができるのは、木の成長によって木部と樹皮の間で細胞分裂が起こるから。木は、外側へ外側へと新しい年輪を作りながら成長していきます。年輪をよく見てみると、その幅や色がさまざまなことがわかります。これは、季節によってできる細胞や厚みが異なるからです。

春は白い部分、夏から秋にかけては硬くて茶色い部分が育ち、冬には成長が止まります。つまり、四季があるから年輪ができるのです。ちなみに、1年中気温が高く雨季や乾季のない地域では、ラワンのように年輪のない木が育ちます。

No.5 鳥を呼ぶ「バードコール」で鳥とコミュニケーションをとろう

バードコール

Tree to Greenのワークショップで作成したバードコール

鳥とコミュニケーションを取ることができるバードコールという道具をご存知ですか?木と金属をこすり合わせて発生する音が小鳥の鳴き声のように聞こえ、その音を聞いて鳥が集まってくるものです。

市販のものもありますが、太さ2~3cmの木の枝と丸かんネジや蝶ネジを使って自分で手作りすることもできます。作り方は意外と簡単。

拾ってきた木の枝や木片にキリで穴をあけ、ネジを差し込んだら出来上がり。ネジを左右に動かすと鳥の鳴き声のような音が出ます。音が出にくいときは、ネジの部分にチョークを塗ってみるといいですよ。

バードコールを持って公園に行き、普段気が付かなかった鳥たちの鳴き声や姿に触れてみましょう。

No.6 思わず集中してしまう「四つ葉のクローバー探し」

四つ葉のクローバーを持つ子ども

四つ葉のクローバーを見つけたら幸せが訪れる?

見つけると幸福が訪れると信じられている四つ葉のクローバー(シロツメクサ)。もともと三つ葉のクローバーが変異したもので、その発生確率は1万~10万分の1と言われています。

公園でクローバーが生えていたら、ぜひ子どもと一緒に四つ葉のクローバー探しをしてみましょう。なかなか見つからないかもしれませんが、見つけたときの喜びはひとしお。探していると、集中して時間を忘れてしまいそうです。

No.7 シロツメクサで「お花の冠作り」

シロツメクサの花冠

シロツメクサでお花の冠を作ってみよう

シロツメクサの花の冠。女の子だったら一度は作ったことがあるかもしれません。最初に茎の長いシロツメクサの花を用意し、そこにどんどん次の花を結び付けていきます。これを繰り返して輪にすれば出来上がり。きつく結ぶと茎がちぎれてしまうので、ゆったりとちぎれないように結びましょう。

No.8 エノコログサ(猫じゃらし)で「毛虫が出た~!」

エノコログサのアップ

エノコログサでいろいろな遊びをしてみよう

空き地やちょっとした隙間に生えていることが多いエノコログサ。穂の部分を取って、穂の先端が下向きになるように手で軽く握ります。手をにぎにぎしてみると、エノコログサがだんだん上に上ってきます。まるで毛虫が出てきたよう!

軽く握って力を入れたり緩めたりするだけで、まるで自分で動いているように穂が上ってくるのは、エノコログサの穂の部分が同じ向きに毛が生えたようになっているため。もし手の中に潜っていくようだったら持ち方が逆です。

同じくエノコログサの穂を使って遊びましょう。穂の先が自分の方を向くように平らなところに置き、穂の先の部分を指で押すと少しずつ前に進みます。ゴールを作って競争してもいいですね。

No.9 茎と茎で引っ張り合い「オオバコ相撲」

オオバコ

道端や公園に生えているオオバコで引っ張り合い

道端や公園によく生えているオオバコをご存知ですか?緑色の穂のような花を咲かせる雑草のひとつです。このオオバコを使って引っ張り合いをしてみましょう。

穂がついている丈夫そうな茎を選んで根元から抜きます。相手のオオバコと茎を引っかけるように絡め、引っ張り合いましょう。どちらが先に切れるでしょうか。松葉やクローバーでも同じように遊べます。

No.10 自然の木の実や葉っぱを使用した「おままごと」

木の葉をお皿に、木の実をおかずにしておままごとをして遊びましょう。土や砂を集めてお皿に乗せればご飯のできあがり。創造力を働かせて自由にできる遊びです。

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