すみかる住生活版

メニューを開く メニューを閉じる

東京都の待機児童数はどれくらい?ワースト1の世田谷区の取り組みを調べてみた

待機児童が多い世田谷区の認可保育園整備状況

しかし、世田谷区の待機児童が多いのは事実。保育園定員数の確保が急務となっています。世田谷区はどのような取り組みを行っているのでしょうか。

世田谷区は、平成27年度から平成36年度を計画期間とする「世田谷区子ども計画(第2期)」を策定しています。
「世田谷区子ども計画」とは、子どもが健やかに成長・自立でき、また、安心して子どもを生み、育て、子育てに夢や喜びを感じることができる地域社会の実現に向け、子どもや子育てについての総合的な施策を進めることを目的に作られた計画書です。

この中の「保育・幼児教育の充実」で以下のように記載されています。

【目標】
・ 保育施設・事業の整備を促進し、保育待機児が解消されている。
・ 質の確保された多様な保育・幼児教育の提供体制が整い、各家庭にあった選択をすること ができる。
(参照:(第2期)世田谷区子ども計画

計画書では平成36年までに待機児童が解消されることを目標としています。

ただ、保育所は順次開園予定ですが、世田谷区の0~5歳人口は平成31年まで増え続けると予想されており、保育所を増やしてもすぐに埋まってしまうようです。
ですから、平成29年2月時の世田谷区の発表では、私立認可保育園の整備が以下のとおり進められています。いずれも、平成29年4月〜平成31年4月ごろ開園予定の保育園・こども園です。

■誘致型整備(区が運営事業者を公募し認可保育園を整備)での開園予定数:16
■提案型整備(保育園を運営する事業者が土地や建物を確保し認可保育園を整備)での開園予定数:18
■提案型整備 保育園と幼稚園が一体型になった私立認定こども園の開園予定数:1

私立認可保育園と聞くと、区立認可保育園より費用が高いのではと思われるかもしれませんが、保育園の費用は両親の収入によって決まるのであまり差はありません。

私立と公立の大きな違いは事業者と指導カリキュラムです。私立はさまざまな団体が独自の教育方針で運営をしますので、公立より特徴のあるプログラムが組まれます。

世田谷区は計画書の中で「質の確保された多様な保育・幼児教育の提供体制」を掲げていて、この「多様性」を重視するために私立認可保育園の数を増やしているのではないかと思われます。転園の参考に。

東京都内で保育所を探す時におすすめのブログ

では、競争率の高い都内でみなさんどのように保活(保育所探しの活動)をしているのでしょうか。参考になるブログをピックアップしました。

●東京保活:http://no-waiting.tokyo/
息子が誕生してから2ヶ月後に保活を始めたパパのブログ。都内全般の保活情報が紹介されています。

●パパやる:https://papayaru.com/tag/hokatsu/
こちらもパパブログ。世田谷区と目黒区で行った保活の様子が紹介されています。

●イケメン息子とぐうたら猫の見守りブログ:
http://www.ikemenmusuko.net/archive/category/%E4%BF%9D%E6%B4%BB
無認可保育園から認可保育園へ転園した、イケメン息子のパパのブログです。転園の参考に。

さいごに

区内待機児童問題は深刻で、調べている中でも「保活に疲れた」という言葉を何度か目にしました。東京都では、2016年11月に「待機児童解消に向けた緊急対策会議(第1回)」を開催し、都知事と各区町村長との意見交換が行われています。
しかし、都の対策も始まったばかりという印象で、まだまだ保活競争は続きそうです。気になる方は、早めに区役所へ相談されることをおすすめします。

CLOSE