日本で賃貸住宅を探すときには、不動産会社を通じて物件を紹介してもらい、契約を結びます。
しかし、ヨーロッパやアメリカでは、賃貸物件のオーナーと借り手が直接契約を交わすのが一般的です。
仲介料が発生せず、オーナーと直接やり取りができるなどのメリットがあります。
今回は欧米型の契約スタイルを取り入れた画期的なウェブサイト『SPACELIST(スペースリスト)』を紹介します。
C2Cスタイルが特徴的な『スペースリスト』
『C2C』は『CtoC』とも記されますが、『Consumer to Consumer』の略語です。
消費者(Consumer)同士で売り買いを行う商取引のことで、近年はスマートフォンの普及で広く浸透しています。
不動産プロデュースチーム 株式会社PAXが2018年2月14日(水)にリリースした『スペースリスト』は、部屋を探している人がオーナーと直接契約を交わすことができる、まさにC2Cスタイルのサイトです。
部屋情報の掲載や、オーナーへの問い合わせなどは無料で、誰でも気軽に利用できます。
室内の設備や特徴、周辺環境など、賃貸物件契約時に気になる質問を、最も詳しく知っているオーナーに直接聞けるのは大きなメリットです。賃料や諸条件などを直接交渉できる物件もあります。
実際に『スペースリスト』の検索サービスを使ってみた
百聞は一見に如かず、ということで実際に『スペースリスト』の検索機能を利用してみました。
まずは『エリア・駅名』を入力、建物の種類はマンションやアパート、戸建て住宅と豊富にそろっています。
賃料や面積、築年数も設定可能です。
『設備』ではシステムキッチンやエアコン、床暖房、オートロックなど25の条件の中から指定できるので、条件に合う物件を簡単に見つけられるでしょう。
最後の『特徴』では、『パン屋さんが近い』、『ヴィンテージ感がある』などちょっと個性的な特徴を指定できます。
全国の賃貸物件を扱っていますが、2018年2月現在、東京や神奈川といった関東圏や京都府内の物件が目立ちました。
築年数や保険加入の有無、敷金・礼金、構造など、詳細な情報や写真が掲載されているのでイメージが湧きやすいです。まだ情報がない都道府県は、今後に期待したいですね。
スペースリストのサイトはこちら:http://space-list.jp
スマホからも閲覧できるサービス
『スペースリスト』はパソコンからだけではなく、スマートフォンからも気軽に探せます。
空き家問題が深刻化している現代で、オーナーが気軽に物件を紹介できる『スペースリスト』は空き家解消の救世主になってくれるかもしれません。