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根強い人気を誇る品川区のタワーマンション。人気の秘けつはどこにある?

プラウド

マンションの価格

好景気や東京オリンピックの開催など、さまざまな背景から新築マンション価格はここ数年上昇の一途をたどっています。
株式会社マンションマーケットの調査によると2017年の新築マンションの価格は、ここ25年間の中で最高を記録しました。

価格上昇率はエリアによっても異なりますが、東京都内では品川区の上昇が目立ちます。
一体なぜ品川区が注目を集めているのでしょうか。

今回は株式会社マンションマーケットのデーターを元に品川区のタワーマンション価格を比較しながら、人気の理由を探ってみました。

1年で10%以上値上がりしたマンションは2棟

品川区

上昇率ランキング

マンション相場情報サイト『マンションマーケット』を運営する株式会社マンションマーケットは、品川区内のタワーマンションの2017年1月と2018年1月における平均平米単価を算出し、比較しました。

対象となったのは『マンションマーケット』に掲載されている階数20階以上の分譲マンションです。

トップの『ドレッセ目黒インプレスタワー』と2位の『ルサンク大崎ウィズタワー』はわずか1年で上昇率が10%を超えているため、非常に人気が高いことがわかります。

同一物件を比較しているので築年数は1年経過していますが、平均価格上昇率は3.06%と高い数値を示していることから、いかに品川区の人気が高いのかが伝わってきますね。

品川区の人気が高い理由

品川区の人気が高まっている理由として、品川駅と田町駅の間に完成予定の『品川新駅(仮)』の存在は無視できません。
厳密にいえば新しい駅は港区に位置し、品川区ではないのですが、隣接している品川区のマンションが高騰しているのだと考えられます。

また、2018年に施行される民泊新法も、値上げを後押ししています。
民泊解禁ともなれば、外国人観光客のさらなる増加が見込め、新幹線が停車する品川駅周りはこれまで以上に賑わうでしょう。

実際に住友不動産株式会社などは品川駅周辺の開発に注力していて、2024年には約170メートルの超高層ビル3棟の建設に着工予定です。
この再開発に伴い、これからしばらく品川駅周辺の発展が予想されます。

人気だからと飛びつくのは危険なのかも

品川区の勢いが増していますが、ここら辺で頭打ちなのではないかと見る向きもあります。
価格は高騰しているものの、契約率は好不調の境目である70%を切っていることから消費者の購入意欲が減退していることがわかり、要注意です。
タワーマンションの価格が高騰しすぎたため、資金を用意できないとためらっている人も少なくはありません。

現在高騰しているマンションは、そこで頭打ちとなる可能性があるため、よく考えてから購入するようにしたいものです。

品川区の詳しいマンション事情は、マンション情報が満載のマンションサプリ『データで見る!品川区のタワーマンション相場が高い理由とは?』をご覧ください。

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