2019年はいわゆる『老後2000万円問題』が話題になりましたね。
これを受けて老後の心配をしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、それは決してあなただけではありません。かなりの割合の人が老後への不安を抱えていることが、下記の調査から判明しています。
今回はセコム株式会社が行った「老後の不安に関する意識調査」の結果と、着実に進んでいる高齢化社会への対策について紹介していきます。
老後への不安を感じている人は9割超!
セコム株式会社は2019年10月25日~27日で、20歳以上の男女500名を対象に「日本人の不安に関する意識調査」を行いました。
2012年から行われているこのアンケートでは、今回「老後の不安を感じる」と答えた人が9割以上となり、過去最高を記録しています。特に女性は20~60代以上となる全世代のうち9割以上が「老後の不安を抱えている」と回答しています。
2019年に世間を震撼させた老後2,000万円問題がこの結果に大きな影響を与えているといっても過言ではないでしょう。
また、不安を覚える理由について尋ねてみると「病気やケガなどの健康不安」が72.2%で1位。僅差で「経済的負担に関する不安」が2位となり、3位が「介護に関する不安」となりました。
この3つはそれら以外の回答と比べ、大きな割合を占めています。そのため、健康・経済・介護はほとんどの方が不安を感じるポイントといえますね。
老後は不安でも何をしたらいいのかわからない人が多数
老後を不安に感じつつも、実際に何かしらの対策を取れていないは57.6%と半数以上を占めています。その中で、どのような対策を取ればいいのかわからないと答えた人も半数を超えています。
具体的な対策方法がわからないからこそ、老後に対する不安が大きくなっていくのかもしれませんね。
「対策を取っている」と答えた人の多くは「貯蓄」や「定期的な健康診断の受診」を行っている様子。比較的取り組みやすく、不安に感じる点との関連が強いこれらの対策をとる人が多いのは、ごく自然な流れといえます。
セコムの見守りグッズで家族を守ろう
このアンケートでは認知症に対する意識調査も行っていますが、半数近い方が自分が認知症になった時の心配をしている一方、家族が認知症になったときの心配をしている方の割合は半数を超えました。
そのため、両親や義両親などの健康を気にかけている方の割合は非常に高いと言えます。
セコムではそんな心配をしている人向けに、家族の見守りグッズをいくつか取り扱っています。
例えば、1か月の基本料金2,200円(税別)で利用できる「セコムみまもりホン」は設定時間に安否確認ボタンを表示し、利用者が操作をすると登録している連絡先への結果の送信が可能なようです。
また、「まごチャンネル with SECOM」では、室内の温度や起床/就寝状況など、専用アプリでご家族の健康に関連する事項を確認できます。
最新の見守りグッズを上手に使えば、ご家族とほど良い距離感を保ちつつ、安心して暮らすことができそうですね!
まとめ
今回の調査では、老後の不安を感じる方は9割おり、その中でも健康・経済・介護に関する不安を抱える方が多い一方、実際に老後への対策をできている方は決して多くないということが分かりました。
また、認知症に対する意識調査では自分が認知症になった時の不安よりも周りの人が認知症になった時の不安がより強い傾向にあることがわかりました。
不安を感じやすい領域だからこそ、冷静に現実を見て有効な対策を考えていきたいですね。
また、老後における全ての悩みを解決できるとは限りませんが、自宅を担保に借り入れを行うリバースモーゲージを活用すれば、老後資金の不安を解決できるかもしれません。
今後のために、今自分が住んでいる物件が該当するのかだけでも、確かめておくと良いでしょう。