野村不動産パートナーズ株式会社は、野村不動産株式会社の分譲マンションブランド『プラウド』を対象にした大規模修繕工事サービス『re:Premium(リ・プレミアム)』の提供を開始しました。
経年劣化具合に合わせて計画的な修繕工事が行われるので、安全・安心な暮らしを期待できるでしょう。
今回は『re:Premium』の内容や魅力とともに、マンションの修繕工事事情に迫ります。
現在マンションに住んでいる方や、これからマンションを購入したいと考えている人は必見です。
計画的通りに修繕が行われているマンションはたった4割!
平成25年度に国土交通省が行った調査によると、全マンションの中で『計画通りに修繕ができている』のは4割という結果でした。
多くのマンションが計画通りの修繕を行えずにいるようです。
大きな理由としては、以下が挙げられます。
・修繕積立金が増える
・一時金の支払いに対して住民の同意が取れない
・工事費が高額
経済的な負担はもちろんのこと、心理的な負担も重なることがデメリットと考えられています。
『re:Premium』の実績と今後の展開
計画通りに行うことが難しいマンションの修繕工事ですが、マンションのトラブルが起こってしまっては後の祭りです。
野村不動産パートナーズ株式会社は、2015年から『re:Premium』の提案を開始し、2017年10月現在、築12年~13年を迎えた計11棟(1,331戸)のマンションに採用されました。来年度は18棟の受注を予定しています。
現在は首都圏の工事に集中していますが、来年度までには関西圏にも拡大予定です。
『re:Premium』の魅力とは
『re:Premium』は、野村不動産パートナーズ株式会社が責任を持って元請工事を行い、最大15年の保証を実現しています。
通常12年に1度行わなければならない修繕工事を16~18年ごとのサイクルに変更し、総工事回数を減らすことができています。住まいの安心・安全が保証されることに加えて一時金の負担が減るので、経済負担も楽になります。
また、一般的な長期修繕計画の約2倍に相当する、竣工後60年までの『超長期修繕計画』を立て、同じ住まいに暮らし続けることを可能にします。
「横浜市・築12年・168戸のマンション」の長期修繕計画の実例の修繕工事計画を見ると、一般的なマンションとの差が歴然としています。
『re:Premium』が目指すもの
『re:Premium』は、お客様だけではなく建築業界、さらには社会全体に貢献することを目指したサービスです。お客様は快適かつ経済的な暮らしが期待でき、建築業界は信頼を得ることができ、社会全体で見ると良質な住宅が増え続けます。
築年数の古いマンションでは管理や修繕に関するトラブルが起きていますが、マンションに安心して住み続けられるサービスや仕組みがさらに充実することを期待したいですね。