すみかる住生活版

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都心部に戸建も夢じゃない?狭小住宅のメリットとデメリットを知っておこう

2017/09/15

狭小住宅にまつわる疑問あれこれ

階段

やっぱり階段の昇り降りは大変?

狭小住宅で3階建ての場合、老後の生活が心配になりますよね。そこで狭小住宅に関するさまざまな疑問についてまとめてみました。

階段は大変じゃない?

狭小住宅は2階建て以上になる場合が多く、どうしても階段の昇り降りは必要になります。高齢になったら階段は大変という意見もありますが、70、80代でも元気に昇り降りする方々も多く、一概に大変ともいえません。
ホームエレベーターがあると便利ですが、費用がかかる上に場所をとります。将来的に階段昇降機の設置を考えておくのも、ひとつの手段です。

隣家との隙間は?

基本的に隣地境界線から50cm空けることが必要とされています。敷地ギリギリに建ててしまうと、近隣トラブルも起こりかねません。外壁のメンテナンスの際には足場を建てなければならず、敷地空間が必要です。

またエコキュートなどを設置・交換する場合には、隣家の敷地を使わせてもらう必要が出てきてしまいます。このような場合に備えて隣家とのスペースをきちんととり、良好な関係を築いておくことをおすすめします。

エアコンの室外機は取り付けられる?

隣家とのブロック塀や外壁との間隔が狭すぎる場合、そこに室外機を設置するとショートサーキットを起こしてしまい、エアコンの効率が下がったり故障の原因になったりすることもあります。

そのため、隣家との隙間は重要です。また室外機の設置に適当な場所が見つからない場合は、バルコニーや壁、屋根に取り付ける場合もあります。

ビルトインガレージにしても大丈夫?

マイホームとマイカー

ビルトインガレージ、つける?つけない?

限られたスペースを有効に使うため、狭小住宅ではビルトインガレージもよく見られます。ビルトインガレージとは、建物の1階部分に駐車スペースを設けたガレージのこと。

便利な一方で、柱の数が減るために一般的な木造建築などでは耐震性に不安が残る場合もあります。そのため重量鉄骨や鉄筋コンクリートでの工法での建築がよいでしょう。ハウスメーカーの過去のビルトインガレージの施工実績などをチェックするのもおすすめです。

売りに出すことはできる?

狭小住宅の多くは都市部に建てられているため、地価が高く将来も資産価値が担保しやすい物件が多いものです。人気が高いとはいえませんが、狭小住宅専門の不動産会社もあるので必要に応じて相談するとよいでしょう。

水回りについて

水回りはできる限り同一ゾーンに配置することがおすすめです。
給排水工事が一度に済むので経済的なことや、生活導線を考える上でもキッチンやお風呂場、洗面所、トイレは近くにある方が便利です。リフォームで水回りを移動させることは可能ですが費用が高くなりがちなので、最初の建築段階でよく考えておくことをおすすめします。

リビングは2階?

狭小住宅は日当たりや風通し、プライバシーなどを考えて2階をリビングにすることが多いようです。しかし、この場合のデメリットとして家族の気配を感じにくいことや、不審者が侵入してもすぐに気づけないことなどが挙げられます。
メリットとデメリットをしっかりと比較した上で、リビングを何階に配置するか考えるとよいでしょう。

トイレは各階に必要?

可能ならば各階にトイレがあると便利ですが、場所をとり、毎日の掃除も大変です。住む人数にもよりますが、寝室のある階とリビングのある階に1箇所ずつの配置がおすすめです。

狭小住宅を建てた人の声

ブログ『みじんこ狭小住宅』では、主人公のみじんこさんが東京都内に土地面積約15坪(約50平米)の狭小住宅を建てている様子が細かく紹介されています。ご夫婦とみじんこさんのお父様との二世帯住宅ですが、工務店依頼先決定までのやりとりなど参考になることが多いので、気になる方は一読されることをおすすめします。
●ブログはこちらから:http://small-house.tokyo/

狭小住宅を選択肢のひとつに

おしゃれなリビング

小さな家だからこそ、すっきりと暮らしたいですよね

狭小住宅では不安な部分もありますが、自分たちのライフスタイルと照らし合わせてみると思いのほかメリットに感じられる場合もあります。例えば老後のことを考えると戸惑うこともありますが、通院や買い物がしやすいので都心部に住むメリットは少なくありません。

もちろんデメリットもあるので、自分たちが住まいに求めることは何なのか、優先順位をつけた上で狭小住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

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