すみかる住生活版

メニューを開く メニューを閉じる

マンション購入者必見! 押さえておきたい「内覧会」と「入居説明会」の違いと活用法

2017/04/26

4:あなたの大切な住処は、玄関の外のほうが多い!

ベランダから景色を見る女性

内覧会では、自分の購入した部屋のなかをチェックするのはもちろんですが、同時に見ておきたいのは共有部分。
ドア、ベランダ、廊下、エントランス(自動ドアのセンサーは必見)、エレベーター、マンションの外観も含めチェックしておきましょう。

この共用部分も、1/戸数が購入者の資産となります。
ですから、マンションの管理にかかる費用、各設備のメンテナンス費用や建物全体に関わるような大規模修繕費用は、購入者が積み立てをしているのです。

新築時は気にならなかった小さな不具合が、経年とともに進行する恐れもあります。
とくに、建物構造全体に不具合がある場合には、多くは数年経過後よりその異変に気がつくことになります。
もちろん、骨組みの部分については素人判断が難しいため、専門家の調査が必要になってきます。
しかし、各戸の玄関ドアや窓の開閉がスムーズでなくなったなど、自分自身で異常を感じ取ったら、必ず管理組合に申し出て見ましょう。
複数の部屋で同じ事象が起きてきているなら、建物の歪みという可能性も出てきます。
また、エントランスの自動ドアのセンサーの反応や、ベランダの水はけが悪いところなどは、視覚的に異変を察知しやすい箇所といえますので、内覧時に確認しておくとよいでしょう。

5:準備はOK? 内覧会にあると便利なアイテム

ビー玉
ご自身でチェックをするときに持っていくとよい便利なアイテムをご紹介します。

・軍手や綿手袋:作業をする時に着用
・スリッパ:売主側で用意していないこともあり、足が汚れないようにするため
・巻尺:気になる箇所の寸法を測ったり、カーテンの寸法を測ったり、家具の配置などを確認する時にも使用
・ビー玉:家具を入れる前の状態の床の傾きがないかを確認
・水平器:ホームセンターや100円ショップなどでも手に入り、コンセントカバーの上やカーテンレールなど、色々なところの水平を測るのに便利
色々な箇所を測ることで、極端な傾斜箇所がないか見つけることができる
・さしがね:直角を容易に測れる
・ペットボトル:水廻りやベランダの水はけチェックに使用
・プラス、マイナスドライバー各種:取り外し可能部分のチェックに使用
・懐中電灯:暗い箇所の確認に必要
・動画や写真の撮影できるもの:使用方法、引渡し前の状態記録のために撮影できるもの

その他、必要なものや疑問に思われていることなどありましたら、専属アドバイザーに聞いてみませんか?

家探し・家づくりまで「専属アドバイザー」に無料で相談!

6:永く暮らしていくからこそ、知っておきたい今後のこと

手のひらのマイホーム

アフターサービスとして引渡しから一定期間は、定められた事象について売主に無料で不具合を直してもらう権利があります。
「引渡し後に無償対応してもらえるかどうか?」という点については、全てではないというところがポイント。
アフターサービスの基準書に書かれた保証期間内であれば可能です。

また、共用部は有償となれば管理費または修繕積立金から大きな出費となります。
そして、その管理費も修繕積立金も各戸のオーナーが毎月積み立ているものとなるため、総会で決を採って承認を得る手続きが必要となることもあります。
大切なのは新築時の状態を把握することで、将来不具合が発生した場合に備えておくことです。
そのためにも内覧会でしっかりチェックして、気になる箇所はきちんと指摘をしておきましょう。

CLOSE