「最近味覚が変わった」「前より薄味(または濃い味)が好き」「珍しくすっぱいものが食べたい」など、嗜好の変化を感じたことはありませんか?マイボイスコム株式会社が行った第3回目のアンケートによると、約2割の方が味覚に変化があったようです。
「大人の味」という表現がありますが、年齢だけが問題なのでしょうか?
加齢だけじゃない!生活習慣でも味覚は変化する
アンケートを見ると、最も多い理由が加齢となっています。「年を取ってからあっさりしたものが好きになった」という話を聞いたことのある方もいることでしょう。逆に「年を取ってから味が分かりにくくて、味付けが濃くなった」というご家庭もあるようです。
まだ若いのに「最近味がよくわからない」「濃い味付けがメイン」という方は、病気を疑う必要もあるかもしれません。ストレスでも味覚障害は起きるためです。体調など味覚以外で心配事のある方は、早めに医師へ相談すると良いでしょう。
ただし、濃い味付けを好むことがイコール病気のサインとは限りません。外食やお惣菜など、濃い味付けの料理が続くと自然と舌がそれを求めるようになりますので、単純に食生活が原因である可能性もあります。
健康意識の高い女性は味覚も敏感?!
繰り返しになりますが、濃い味付けの料理やジャンクフードが続くと、味覚は鈍ります。最近では「料理男子」という言葉も定着してきましたが、それでもやはり自炊の割合は女性の方が高いということも影響しているのでしょう。
マイボイスコム株式会社が行った第3回目のアンケートによると、味覚に敏感な人は全体の45.1%でした。その中でも50代の女性は5割強と、女性の方がやや味覚に敏感であるという結果が出ています。
また、女性の方が男性に比べて健康意識が高いということも影響しているでしょう。マーケティングリサーチ・市場調査のマーシュや日本政策金融公庫が行ったアンケートからも、それは表れていました。健康意識が高くなると、自然に食生活もバランスよく味付けも控えめのものを意識するようになりますので、当然の結果といえるかもしれません。
まとめ
「早い・安い・うまい」は魅力的ですが、濃い味付けは塩分や糖分が過多になりがちです。塩分・糖分過多の食事は、生活習慣病のリスクも高めてしまいます。ぜひこの機会に食生活を見直し、将来の健康に備えましょう。