ねずみの被害に頭を悩ませる人が増えています。特に東京などの大都市圏においてねずみが急増し、さまざまな被害をもたらしているもよう。

しかし、日本最大級のライフサービスプラットフォームを展開するシェアリングテクノロジー株式会社が行った調査によれば、ねずみは都市部だけでなく、ある特徴をもった地域に多く出没するようです。
それはどの地域なのでしょうか？ランキングで見ていきましょう。

ねずみ被害は都道府県によって差がある

ねずみ駆除の利用シェアNo1（楽天リサーチ調べ）であるシェアリングテクノロジー株式会社は、同社に届いたねずみ被害に関する約3700件の相談から、都道府県ごとに10万世帯あたりの相談件数を算出し、都道府県別にランキングにしました。

被害指数は、『山梨県』が飛び抜けて高く16.67。以下、『岐阜県』の10.37、『愛媛県』の10.15と続きます。4位の東京都を除くと上位を占めたのは、いずれも地方都市という結果に。
調べてみると、それらの県にはある共通点があることがわかりました。

被害の多い地域の共通点とは

1位の山梨県、2位の岐阜県、5位の長野県に共通するのは、海に接していない内陸県であるということ。さらに、盆地や谷部分に位置する甲府市や多治見市、松本市などでねずみ被害の相談件数が多い傾向にあります。

そのことから、市街地と山林が同じ市内に隣り合っている地域にねずみが出やすいことがわかります。また、盆地特有の寒暖差の大きさが、“暑さに強く寒さに弱い”ねずみを暖かい家に住み着かせる原因になっているのでしょう。

3位の愛媛県は内陸県ではないもののリアス式海岸があるため、市街地と山林が近くなっています。それが被害の増加につながっているようです。

家の中で被害の多い場所はどこ？

家の中でねずみの被害を受けやすい場所については、『天井・屋根』がもっとも多く、続いて『台所・厨房』、『壁』という結果でした。
中には『家全体』にねずみが侵入しているお宅もあり、ねずみ被害が深刻化していることがわかります。

ねずみの侵入に気付いたのはなぜ

天井裏などからの物音によってねずみの侵入に気付くことが多い戸建住宅に対して、集合住宅ではフンなどの被害が出てから気付くことが多いようです。防音性の高い集合住宅では、ねずみの物音も聞こえにくいのでしょう。

ねずみが出たら行いたい3つの“ねずみ駆除方法”

もし、ねずみが家に出た場合はどうすればいいのでしょうか。焦ってすぐに捕まえたくなりますがぐっと我慢。正しい方法で駆除しましょう。

• ねずみの通り道を確認

ねずみが通った場所は、汚れていたりフンや足跡が残っていたりします。その場所がわかったら、金属たわしなどを置いてブロック。もう入ってこないようにしましょう。

• じっくり時間をかけて駆除する

神経質なねずみは、餌に殺鼠剤（さっそざい）を混ぜたり、粘着シートを仕掛けたりしても、すぐには引っかかりません。まずは、普通の餌で安心させることが肝心です。ねずみの警戒心が解けてから、殺鼠剤入りの餌などを使い、長期的に駆除しなくてはいけません。

• ねずみが住みにくい環境づくり

住み心地の良い家にずっといたくなるのはねずみも人間も同じ。ねずみを駆除するためは、家をねずみが住みにくい環境にする必要があります。餌となる食品や生ごみは、きちんと管理することが大切です。ねずみの苦手なハーブのにおいを利用するのも良いでしょう。

調査の詳しい内容はこちら
https://www.seikatsu110.jp/animal/am_mouse/17193/
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ねずみが出ても慌てず適切な駆除を

家の中でねずみに出会うと、びっくりして声を上げてしまうかもしれませんね。しかし、そこは落ち着いてきちんと駆除することが大切。
「そのうち出て行くだろう」と放置せず、被害が深刻化する前に家からねずみを追い出しましょう。
自分でねずみの駆除ができない場合はプロに依頼するのも1つの方法です。