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マイホームの間取りで後悔しない!成功するためのチェックポイントはこれ

2017/10/19

間取りの場所別チェックポイント

それではマイホームの間取りを考える上でチェックしておきたい、場所別のポイントをおさえておきましょう。

1.リビング

リビングダイニングルーム

リビングは暮らしの真ん中

暮らしの中心にあるリビングは、どのように過ごしたいかに重点をおいて間取りを考えましょう。
例えばリビングで映画鑑賞を楽しみたいなら、大きなテレビやゆったりと座れるソファを置けるような間取りがよいですよね。

一日の疲れを癒してくれるリビングは、開放感のある間取りがおすすめです。10〜12畳ほどの広さで天井は2.5メートルほどあると広々と感じられるでしょう。

2.キッチン

キッチンはあまり広くとりすぎずコンパクトに収めて、可能ならば収納はパントリーなどにひとまとめにできると使いやすいでしょう。
夫婦で調理することが多い場合には、ふたりですれ違えるほどの通路幅を確保することが大切です。

オープンキッチンは開放感が感じられ、子どもたちの様子を見ながら調理ができますが、匂いが他の部屋まで伝わってしまうこともあります。換気しやすい間取りにすることも必要です。

3.玄関

玄関の間取りは家の第一印象を左右します。
天井まで届く収納がずらりと並ぶと圧迫感を感じてしまうことも。
また玄関を開けてすぐにリビングが見えてしまう間取りの場合には、外からの視線が気になってしまいます。

その他にも、奥行きの広さより幅を広くとることで靴を並べて履くことができ、特に小さい子どもがいる家族の場合には便利です。将来車椅子が必要になった際にも、幅の広い玄関のほうが使い勝手がよいでしょう。
玄関土間を広くとった間取りでは自転車やアウトドアアイテムの手入れなどができ、趣味の空間として利用することもできます。

4.クローゼット

クローゼットにかかっている洋服

広くても使いにくい間取りのクローゼットでは意味がありません

クローゼットでもっとも注意したいのは、収納したいモノや使いたい収納家具のサイズに合っているかという点です。
クローゼットの広さだけでなく奥行きの長さや高さなども考慮して、今持っているモノがきちんと収納できるか検討することが大切です。

また、収納しているモノが使う場所から離れていないか、動線についても確認しましょう。
ウォークインクローゼットの奥に部屋がある間取りにしてしまうと、その部屋に行くための通り道となってしまい、収納力が落ちてしまうこともあります。

5.洗面所、浴室

洗面所、浴室は排水の音が気になることも多く、寝室やリビングなどくつろぎの空間の隣に配置する間取りはあまりおすすめできません。

洗面所は思いのほか広いスペースが必要です。
洗濯カゴを壁などにぶつけずにスムーズに持って移動できるか、洗面台を使っていても後ろを通ることができるかなどチェックしておきましょう。

浴室や洗面所などを2階に配置する間取りの場合、泥などで汚れて帰ってきた子どもがリビングや階段を泥だらけにすることも考えられます。また、将来的に年をとると移動が面倒に感じることもあり得るかもしれません。

6.吹き抜け

吹き抜けは開放感があり2階にいる子どもにも声がかけやすいなどメリットがある反面、冷暖房効率が落ちる、声が響くなどといった点も挙げられます。
吹き抜けを配置したい場合には、広さに適した冷暖房を設置するなどの対策をおすすめします。

7.トイレ

きれいなトイレ

トイレは使いやすさを優先した間取りに

トイレは幅を広くとりすぎると、子どもがトイレットペーパーまで手が届きにくいことがあります。
あまり広い間取りにしてしまうと、毎日のそうじも大変です。
必要な設備だけを揃えたコンパクトな間取りが使い勝手もよくおすすめです。

洗面所や浴室と同じく排水の音などが気になる場合が多いので、寝室やリビングからは少し距離を置くとよいでしょう。
またトイレがリビングやダイニングから丸見えにならないように気をつけることも必要です。

注文住宅のマイホーム、間取りでチェックすることは?

注文住宅の場合には間取りを自由に決められますが、おしゃれさやトレンドなどに気を取られ使い勝手が悪くなってしまうこともあります。
また検討を重ねて決めた間取りでも、実際に住むまで失敗に気づけないことも少なくはありません。

暮らしやすい間取りにするためには、自分たちのライフスタイルについてじっくりと考えることが必要です。
休日には何をしていることが多いのか、忙しい平日を過ごしやすくする生活動線になっているかなどをひとつひとつ考えるようにします。面倒に思えますが、実際に完成した住まいと毎日の暮らしとのズレを少なくすることができます。

間取り図に置きたい家具や生活、家事動線を直接記入してみると、実際の暮らしがイメージしやすくなるので試してみるとよいでしょう。

建売住宅のマイホーム、間取りでチェックすることは?

建売住宅の場合には自分たちで間取りを決めることはできませんが、すでに完成した住宅が目の前にあるので実際の生活を想像しやすいのがメリットです。

自分たちの暮らしに合わない間取りを選んでしまうと、暮らしを間取りに合わせなければならなくなり、せっかくのマイホームがストレスに感じることがあります。
生活や家事動線、日当たり、音の響きなど優先順位をしっかりとつけ、妥協できるポイントを探りながら自分たちの暮らしにどこまで近づけられるかを考えることが大切です。

マイホームの間取りが満足度を左右します

しあわせな家族

家族構成やライフスタイルを考慮して間取りを検討しましょう

マイホームの間取りは暮らしやすさに大きく関わってきます。
おしゃれな間取りでも使い勝手が悪いと、せっかくのマイホームなのにイライラが募ってしまうことも。自分たちがどう暮らしたいのかしっかりと考え、焦らずにじっくりと間取りを検討しましょう。

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