どうもこんにちは、ザク男爵でございます。
注文住宅は自由に間取りを決められる反面、どんな間取りにしたらいいのか、分からなくなりませんか?
- 対面キッチンがいいのか?
- 吹き抜けを作るべきか?
- リビング階段にするべきか?
- 収納はどれくらい必要か?
間取りについて決めることが多く、悩んでしまいます。
ですがあなたが間取りに悩んでしまうのも、無理もありません。
なぜなら、「注文住宅は3回建てて、満足のいく家ができる!」との格言がある通り、先輩たちもみんな家作りで失敗してきているからです。
間取りしかり、小さな失敗から大きな失敗まで、何かしら失敗をしているのですよね。
でも満足できる家を建てるために、3回も家を建てるなんてイヤじゃないですか。
できるなら、はじめての家作りで満足できる最高の家を建てたいですよね。
そこでこの記事では、
- よくありがちな間取りの失敗例
- パターンから分析した、間取りの成功例
について、解説させて頂きます。
憧れのマイホームライフを実現するために、ぜひ最後までお読みくださいませ。
-
合わせてこちらの記事もご覧いただくことをオススメします。
よくありがちな、間取りの失敗例
間取りで失敗しないコツは、先輩たちが失敗した例を学ぶことです。
先輩たちが体をはって失敗してきた実例を学ぶことで、私たちは満足できる家が建てられます。
「俺の屍を越えてゆけ……!」
きっと先輩たちの失敗例は、あなたにそう語りかけているはずです。
ここは1つ、先輩たちの失敗に感謝しつつ、しっかり学ばせて頂きましょう!
リビング階段で失敗!
ここ最近話題になるリビング階段ですが、どうやらリビング階段で失敗するケースも多いようです。
リビング階段とは、リビングの中に階段が設置される間取りです。
2階に行くためには必ずリビングを通る必要があるため、子供とのコミュニケーションを増やす目的で、設置されるケースがあります。
リビング階段にすることで、家族同士が顔を合わせる機会が増えるメリットがあります。
しかしデメリットとして、
- 子供が友達を連れてきたとき、リビングを必ず通る。
- 暖房が効きにくい。
- キッチンでの匂いが2階にも充満してしまう。
などがあります。
リビング階段のデメリットを差し引いてもメリットが多ければいいですが、先輩たちの中にはデメリットの方が大きく感じている方も多いようです。
コンセントが足りない!スイッチの位置が使いにくい!
間取りの失敗でよくありがちなのが、コンセントの数です。
「コンセント」は地味な存在でありながら、実は多くの先輩たちが間取りで失敗しているポイントだったりします。
コンセントの数が足りないと、
- 掃除機をかけるとき、コードを伸ばしても届かない。
- コーヒーメーカー専用のコンセントがなく、その都度つけ替えるのが不便。
- パソコン周りのコンセントが、タコ足配線になってしまう。
コンセントの数が不足すると、日常生活が不便になります。これは地味にストレスです。
またコンセント、そしてスイッチの位置も大切です。
- ドアを開けたら、スイッチが隠れてしまう。
- 家具を置いたら、コンセントが隠れてしまう。
家具を置いたらコンセントが隠れてしまうのは、あなたも経験したことありませんか?
タンス、ベッドなどの大型家具を置く部屋は、慎重にコンセントの位置を決めるべきでしょう。
「この辺につけとけばいいんじゃない?」と安易に考えていると、「こんなはずではなかったのに……」と後悔してしまいますよ。
外からの視界で失敗!リビングが丸見えに……。
家の間取りを考えるとき、つい家の中のことに集中しがちです。ですが本当は、外からの視界のことも大切なんですよ。
- お隣さんの庭から、リビングが丸見えになってしまう。
- 道路を歩いている人から、リビングが見えてしまう。
- 玄関をあけたら、家の中が外から丸見えになってしまう。
「間取り」とは、家の配置を決めているだけではありません。
家の配置を決めることで、「外からどう見えるのか?」まで計算しなくてはいけないのです。
家の間取りを決めるときは、周囲環境と合わせて考えることが大切ですよ。
日当たりがよすぎて、暑い。
日当たりは、絶対「いい」に越したことはないですよね。
間取りを決めるとき日当たりについては、みなさん注意されるので、「日当たりが悪くて……」という失敗は少ないようです。
しかしその反面、「日当たりが良すぎて、暑い……」という失敗が多いようです。
- 日当たりを良くしようと天窓をつけたら、予想以上に光が入りすぎて暑くなってしまった。
- 西側の窓を大きくしたら、西日が強く入ってくるので暑い。
日当たりがいいと室内は明るくなりますが、同時に暑くなってしまいます。
「日当たりはいい方がいい!そうに決まってる!」
いいえ、違うのです。そうではないのですよ。
日当たりも適量が大切です。日差しの差し込みすぎには、ご注意くださいませ。
トイレを1か所しか設置しなかったら、やはり足りなかった……。
マイホームのトイレの数はもうお決まりですか?
もし予算が許すのであれば、トイレは2か所つけることをおすすめします。
なぜなら間取りで失敗した先輩の中には、「トイレは1か所では足りない!」と嘆く方が多いからです。
今住んでいる賃貸アパートではトイレが1か所でも、子供がトイレを使うようになると状況は変わりますよ。
「パパ、トイレ替わって!!もう我慢できない!!」
子供に泣いて頼まれたら、トイレを明け渡すしかないじゃないですか。・・・まだ途中でも。
トイレが1か所しかない間取りでは、トイレは争奪戦です。ただし、圧倒的に子供が優先されるルールでございます。
もし予算が許すのであれば、ぜひトイレは2か所設置しましょう。
パターンから分析する、間取りの成功例
間取りで失敗する場合、多くの人は同じようなパターンで失敗します。
つまり失敗は、ある程度傾向がつかめるのですよね。
しかし逆に成功パターンの傾向をつかむのは難しいです。
なぜなら「この間取りにしてよかった!」と思える感性(価値観)が、人それぞれバラバラだからです。
- 夫婦共働きで、仕事でお互い忙しい。帰宅後はお互いのプライベートな時間を優先したい。
- 妻の趣味が料理。だからキッチンは使いやすさ、デザインにこだわりたい。
- 子供は3人欲しい。これから子供が成長することを見越して、間取りを作りたい。
価値観が違うのですから、絶対的な成功法則は存在しないのです。
ですので、まずはあなたが
- どんな生活をしたいのか?
- なにを優先するのか?
を明確にすることがスタートになります。
では家作りの先輩たちは、どんな生活を目指して間取りを作り、「成功した!よかった!」と感じているのでしょうか?
その成功例をみていきましょう。
水回りの生活動線を集中させ、家事の効率化・工事コストの削減!
間取りでの成功例は、水回りの生活動線を密集させたことです。
水回りの生活動線を1か所にすることで、家事(とくに水を使う作業)の効率化ができます。
- キッチン
- お風呂
- 洗濯機
- 洗面台
- 洗濯物を干すスペース
これらの水回りの設備は、1か所にあった方が便利でございます。
また水回りの配管は、各部屋に散らばっている方が割高になってしまいます。
配管を1か所に集中させることで、配管コストを削減できます。
つまり水回りの生活動線を一か所にすることは、コスト的にも理に叶っているということですね。
勝手口はキッチンへの出入りで重宝する。
間取りの成功例として多いのが、勝手口を取り付けたことです。
勝手口とは、キッチンに取り付けた出入り口です。
勝手口は玄関よりも小さく、これまで賃貸に住んでいた方からすれば「出入口が2つも必要なの?」と思われるかもしれません。
ですが、間取りに勝手口を加えると、玄関をキレイに保つことができるのですよ。
- キッチンのゴミを勝手口から出す。
- 子供が泥だらけで帰ってきたときは、勝手口から入る。
- 洗濯物を干すとき、勝手口から出入りする。
- ベビーカーを収納できる。
- アウトドアグッズ、エクステリアグッズを収納できる。
- 子供の外遊びのオモチャを収納できる。
- 料理をしながら、家族と会話ができる(しかも顔を合わせて)。
- 料理をしながら、子供たちの様子が見れる。
- 料理をしながら、テレビが見れる。
- 先輩たちの失敗例を学び、間取りに活かす。
- 先輩たちが成功したポイントは、ちゃっかり参考にする。
どうですか?意外と便利だと思いませんか?
勝手口を活用することで、玄関をより「お客さん向け」としてキレイに保つことができるのです。
土間収納は、子育て世代の強い味方。
収納に関する成功・失敗例は多いものの、子育て世代から支持が強いのが「土間収納」です。
土間収納とは玄関に取り付ける収納の1つで、玄関から土間続きになっている収納スペースです。
土間収納を取り付けることで、
などのメリットがあります。
「室内には収納できないけど、屋外に放置する訳にもいかない……」
一軒家を購入すると、室内には保管できないモノが増えます。
とくに外遊びのオモチャが増える子育て世代では、土間収納が重宝されるはずですよ!
対面キッチンは、やはりメリットが多い。
対面キッチンは、今や標準仕様かと思うほど普及しました。多くの人に選ばれる通り、やはり対面キッチンにはメリットが多いです。
料理をしながら家族の顔が見えるのは、やはり大きなメリットではないでしょうか。
家族の円滑なコミュニケーションあってこその、素敵なマイホームでございますから。
対面キッチンは壁を向いたキッチンよりも広いスペースが必要です。その分、リビングが狭くなってしまうデメリットもあります。
しかしデメリットを差し引いても、対面キッチンのメリットは色あせないでしょう。
よほど大きなこだわりや、特殊なケースを除いては、対面キッチンを間取りの中心として検討することがおすすめです。
まとめ:間取りの失敗例、成功例をよく参考にしてみて!
「注文住宅は3回建てないと、満足できる家はできない。」
・・・いやいや。
そんなこと言わずに、1回目から満足できる家を作りましょうよ。
注文住宅で失敗しがちな間取りは、先輩たちの失敗・成功例を学ぶことで、同じ過ちを繰り返さずにすみます。
間取りでの失敗は共通するものが多く、失敗パターンを分析することで、あなたの間取りをより理想的な間取りにしてくれます。
先輩たちの失敗・成功をありがたく学び、素敵なマイホームを作りましょう!
それでは、また!