25年ごとのメンテナンス
- フローリングの張り替え
- たたみの交換
- クロス下地補修
- 屋根の葺き替えや外壁の張り替え
- ドアやサッシの交換
長く快適に住みたいなら、25年が大きな節目となるでしょう。フローリングの張り替えから、屋根の葺き替えや外壁の張り替え、ドアやサッシの交換を検討する時期だからです。
特に屋根の葺き替えや外壁の張り替えは、100万円単位でかかる補修。マイホームのメンテナンスでもかなり高額な部類です。25年目の節目には、高額なメンテナンス費用がかかる可能性があることを心に留めておくと良いでしょう。
メンテナンスのスケジュールを立てよう
5年ごと、10年ごとのようにメンテナンスの目安をご紹介しました。
実際のメンテナンスは、10年目であれば5年ごとのメンテナンスと10年ごとのメンテナンス。
20年目であれば5年ごと、10年ごと、20年ごとのメンテナンスを同時に行っていく形になるため、漏れがないようにタスク形式でスケジュール化しておくと安心です。
この他にも、シロアリなどの防虫対策、カビの対策も5年や10年などスパンを決めて行うと、より長く安心して暮らすことができます。
マイホームメンテナンスのためにいくら貯めておくべき?
設備の故障や劣化でメンテナンスが必要になっても、資金がなければ修繕できません。もしものために、毎月コツコツ修繕費用を貯金しておくと安心です。
アットホームが実施したアンケートによると、木造一戸建てに30年以上住んでいる人が使った自宅修繕費は平均556万円という結果が出ています。この中で修繕費を積み立てていた人はわずか10%で、平均積み立て金額は16,288円、積み立て総額は平均361万円でした。
参照:athome新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査
ご紹介した月々の積立額の目安は、あくまで戸建設備のメンテナンスだけを計算に入れた場合です。メンテナンス以外にも、約10年単位で冷蔵庫や洗濯機など大型家電の買い替えも検討しなければなりません。
自宅のメンテナンス、大型家電や家具の買い替えを考えると月々2万円程度貯金をしておくと安心です。余裕がない場合は、まずは月1万円から始めてみましょう。
メンテナンスに関するスケジュールや金額なども、専属アドバイザーに相談してみませんか?
マンションの修繕積立金は共有部のみです!ご注意を
一方マンションの修繕ですが、積立金を使用してだいたい10年くらいの間隔で行われます。修繕の内容は、屋根や外壁の修繕、エレベーターや階段の修繕、駐車場やごみ置き場の修繕などです。
マンションの外回りや共有で使用している部分を中心に修繕は行われますが、専用部の修繕は行われません。たとえば、クロスの張り替えやフローリングの修繕、キッチンのリフォームなどを行う場合は別途各家庭で費用を用意しておく必要があります。
マンションの修繕費積立金とは別に、専用部修繕のための貯金をしておきましょう。マンションに支払う修繕費の積立金とは別に、月々1万円程度はメンテナンスのために積み立てておくと安心です。
無理のない計画と積み立てを
いつまでも快適なマイホームで過ごしたいなら、定期的なメンテナンスが大切です。
戸建てはもちろん、マンションも専用部は各家庭で費用の準備が必要です。メンテナンスのスケジュール立て、毎月の積み立てでメンテナンス費用の用意をしておきましょう。