都会での子育てに、
「もっと自然と触れ合って欲しいなあ」
「人との距離が近い方が何かと安心なのになあ」
なんて思っていませんか?
そんな方に子育て移住という選択肢があるのです!
子育て移住とは、子育てを目的として移住することを言います。
子育て移住についての魅力と注意点についてまとめてみました。
都市部での子育て
近年、特に都市部では子育ての形が変化しています。
例えば、社会的な問題点として人間関係の希薄化や地域社会のコミュニティー意識の衰退によって”地域で子供を育てる”という意識の減少が挙げられます。
また、環境的な問題点として自然や広場などの遊び場の減少が挙げられます。
このような問題の解決方法のひとつとして移住があります!
子育て環境を変えるために移住
近年では、子育てを目的とした移住に注目が集まっています。
移住・交流推進機構(JOIN)が行った「若者の移住」調査によると、「移住に興味がある理由」のトップ3が自然環境と子育て環境に関するものでした。
多くの人が田舎の子育て環境に興味を持っていることが分かります。
子育て移住のメリット
では、なぜ多くの人が子育て移住に興味を持っているのでしょう?
子育て移住のメリットをご紹介します。
人との距離が近い
都会での子育ての問題点のひとつであった「人間関係の希薄化・地域コミュニティー意識の衰退」は田舎であれば解決できます。
なぜなら、田舎は人との距離が近いからです。
例えば、作りすぎた野菜を近所の人がおすそ分けしてくれたり、登下校の時に声をかけてくれたりします。
また、近所の人とは顔見知りなので、地域の人たちが子供を見守ってくれている安心感があります。
これらの理由から、田舎は地域のコミュニティー意識が強いと言われているのです。
自然が多く、公園などの遊び場が多い
田舎での移住理由として圧倒的に多かったのが「自然環境」です。
田舎であれば子供の遊び場には困ることがありません。
山や川・家の裏にしてもたくさんの自然が溢れているので、子供たちにとってどこも最高の遊び場になるからです。
最近は家の中で遊ぶ子供が増えていますが、自然の中で遊ぶことで心も体も豊かになるというメリットもあります。
待機児童の心配が少ない
都会では保育園・幼稚園の待機児童が問題となっています。
一方田舎では少子高齢化が大きな問題となっているため、保育園・幼稚園では園児の受け入れ体制が整っています。
都会よりも園児に対する先生の数が多いので安心感も大きいですよね。
ここで、人気移住先ランキングにおける待機児童数を比較してみましょう。
ここからもわかる通り、人気移住先ランキングが1位の長野は、待機児童数の割合が少なく子育てがしやすい環境であることがわかります。
しかし、同じ1位の東京は待機児童の数がダントツで多く、子育て世代には厳しい環境と言えるでしょう。
また、待機児童が少ないことで仕事の幅も大きく広がります。
家賃が安い
田舎は家賃が安いのも魅力です。
人気移住先ランキング1位の長野県と東京都の平均家賃を比較してみます。
賃貸・部屋探し情報のCHINTAI/チンタイによると、長野県の家賃相場は約4万円、東京都の家賃相場は約9万円でした。
約5万円の差額があります。
田舎に住むことで、大幅に節約することができそうですね。
子育て移住のデメリット
たくさんのメリットがある子育て移住ですが、注意すべきデメリットもあるのです。
ここでは、以下の3つのデメリットについてお伝えします!
- 言葉や文化、習慣が違う
- 学校の選択肢が少ない
- 病院が少ない
それぞれについて見ていきましょう!
言葉や文化、習慣が違う
まず、子育て移住で注意しなくてはいけないのが移住先の言葉・文化・習慣です。
都会から田舎に引っ越すと、耳なじみのない方言で疎外感を感じて不安になるかもしれません。
あまり気を張らずにコミュニケーションをとることがポイントです。
学校の選択肢が少ない
少子高齢化が進む田舎では学校の統廃合が増えていて、学校の数が少なくなっています。
そのため、学校の選択肢が限られます。
学習環境を重視させたい場合は、通信教材の利用や塾に通わせるなどの方法を取り入れましょう。
病院が少ない
田舎では都会と比べ人口も少ないため、病院の数が限られています。
移住先が離島の場合、病院に行くために船に乗らなければならないなんて事も…。
もしもの時に備えて、移住先の病院について事前に調べておくと良いでしょう。
より良い移住のコツ
最後に、より良く子育て移住するコツについてご紹介します。
地方自治体の子育て移住支援
「もうちょっとお金に余裕があったら子供の勉強に投資できるんだけどなあ…」
「習い事に通わせたいけど、予算オーバーだし…」
と考えている方に注目してもらいたいのが、地方自治体の移住支援制度です。
移住支援制度とは、移住してくる人へのサポートとして各地方自治体が実施している支援制度です。
例を挙げると、
- 子育て応援支給1万円(栃木県・益子町)
- 保育園・公立小・中学校の給食費100%補助(長野県・天竜村)
- 子供の習い事、年間受講料の1/3補助(奈良県・川上村)
支援制度についてもっと知りたい人には、
一般社団法人 移住・交流推進機構(JOIN)オススメです。
こういった支援を受けることで、より充実した子育てができます。
まとめ
自然と触れ合えて、人との距離が近い環境での子育てをしたい方は子育て移住を考えてみてはいかがでしょうか?
親子で自然の中で生活することで心も体ものびのびできるのではないかと思います。