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【インテリアカラー講座】色について知ると暮らしがもっとオシャレになる?!

皆さん、どうやってインテリアカラーを決めていますか?

モデルルームやインテリア雑誌などを見ていると、どれも洗練されていてオシャレに見えますよね。雑誌にあるようなオシャレな部屋を作るには、『インテリアカラー』の決め方が重要です。決め方のポイントを押さえておけば、モデルルームのようなお部屋にするのも夢ではないかも?

1.カラー効果を知る

暖色系

暖かさや熱さを感じさせ、エネルギッシュで明るい雰囲気の色です。赤や黄色やオレンジなどがあります。陽の当たらない北側の部屋に暖色系の色を使うことで、暖かさを演出できます。暖色系の中でも、赤は冷え性の方に、黄色は集中力を高めるときなどにオススメです。

赤いソファのリビング

赤は暖かさを感じることができる色です。

寒色系

冷たさや涼しさを感じさせ、静かで落ち着いたイメージを与えます。青や青緑などがあります。気持ちを落ち着かせるので、寝室などに使うと良いでしょう。また、清潔感をイメージさせる色でもあるので、水周りに向く色ともいわれています。

中性色系

暖色系・寒色系のどちらでもない黄緑や緑、紫や赤紫を中性色系と呼びます。緑系は木や草花を連想させることから、寛ぎの空間であるリビングに使うと良いですね。紫系は小物などで取り入れると、お部屋の良いアクセントになるでしょう。

ベージュやブラウン

インテリアに一番使われる色で、安心感と温もりを与える色です。淡い色だと柔らかい印象を、濃い色だとシックな印象を与えられます。飽きのこない色なので、リラックス効果は抜群ですよ。

無彩色系

クリーンさを演出する白、洗練された印象のグレー、引き締まったイメージを感じさせる黒は、どの色とも調和する万能な色です。特に、黒は生活感を感じさせない色なので、オシャレな空間を作りたいならオススメの色です。

黒は生活感の無いオシャレ空間を演出できます。

2.カラーコーディネートの基本を知る

インテリアカラーを決める際に重要な3つのカラーをご存知ですか?

ベースカラー

空間全体の雰囲気を作り、インテリアのベースとなる色です。全体に占める色の割合は約70%と部屋の中で一番広い部分です。床や天井、壁の色がこれにあたります。

メインカラー

メインカラーは、アソートカラーともいいます。部屋の雰囲気を作る色でカーテンやソファ、キャビネットなどの比較的大きな家具の色のことを指します。全体に占める色の割合は25%程度です。

アクセントカラー

クッションや絵画など、インテリア小物類に使われる色のことです。全体に占める色の割合は5%程度と少ないですが、部屋全体の引き締め効果や変化をつける役割を果たします。メインカラーと対比するような色を使うと、より際立たせることができます。

3.色の組み合わせパターンを知る

色を知る上で重要なキーワードが3つあります。色相彩度明度です。色はこれらの要素で構成されています。色相は赤や青などの色合いのことをいい、色相環とは色相を環状に配置したものです。彩度は色の鮮やかさ、明度は色の明るさを指します。

色相環

このように色相を環状にしたものが色相環です。

同系色

同じ色相で、彩度または明度が異なる色同士の配色パターンです。この組み合わせ方法は誰でも簡単にできる反面、単調になりやすいのが欠点です。アクセントカラーとして反対色や類似色を所々に取り入れるとよいでしょう。

同系色で揃えることでまとまりが出ます。

反対色

色相環で向かい合っている色のことで、補色ともいいます。例えば、赤色の反対色は青緑で、赤紫の反対色は緑です。お互いの色が引き立て合う配色ですが、どちらも鮮やかだときつい印象を与えてしまうので、彩度や明度を下げて落ち着かせてると良いでしょう。

類似色

似た色相の色を組み合わせるパターンです。色相環で隣の隣の色くらいまでが類似色といわれ、色彩が似ているので色同士がぶつかることもありません。こちらも同系色と同じく無難にまとまりますが、テーマにしたい色の割合を大きくするとメリハリがついた部屋になります。

緑と青という類似色の組み合わせで綺麗にまとまっています。

同一トーン

トーンとは色調ともいい、色の調子のことです。色相が違ってもトーンが同じであればまとめやすいです。様々な色を使いたい時にはオススメの配色パターンです。

3つのポイントを押さえて洗練された空間を。

今回は3つのポイントをご紹介しました。色の効果カラーコーディネートの基本配色パターンを踏まえてインテリアカラーを選べば、オシャレな上に快適なお部屋を実現できるのです。ぜひ参考にしてくださいね。

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