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令和初期、どんな価値観が存在する?カーディフ生命が若年層対象の意識調査を実施

令和初期、どんな価値観が存在する?カーディフ生命が若年層対象の意識調査を実施

令和初期、どんな価値観が存在する?カーディフ生命が若年層対象の意識調査を実施


日々テクノロジーが進化する現代、生活環境も変わり人々のライフスタイルも多様化され時代とともに変化しています。

60年代半ば頃は「3C」と呼ばれる(カラーテレビ・クーラー・自家用車)三種の神器やマイホームを所有することがトレンドでした。

一方、近年ではモノを『共有』することがトレンドです。「シェアリングエコノミー」というワードを耳にしたことはないでしょうか?

※シェアリングエコノミーとは、物・サービス・場所などを、他の人と共有して利用する仕組みです。例えば、車を共有するカーシェアなどがあります。

新たな文化・価値観が生まれつつある令和時代。カーディフ生命保険株式会社が全国の男女2,156人を対象に「生活価値観・住まい」に関する意識調査を行いました。

調査概要

■調査対象  :全国の男女2,156人
■有効回答数 :2,156名(男性 1,091名、女性 1,065名)※住宅購入経験者に対する設問は、世代間比較のためブーストサンプル(20~34歳男女587名)を加えて分析
■調査方法  :インターネットリサーチ
■調査期間  :2019年9月20日~25日
■調査協力機関:株式会社インテージ

※若年層を「平成世代」「ロスジェネ世代」「バブル世代」の3つの世代に区切ったうえで実施

家や車を買う派の若者は約●割!

家や車を買う派の若者は約●割!

家や車を買う派の若者は約●割!


今回の調査で驚きの結果が出ました。若者の車離れが叫ばれる現在において、回答者の約8割が「家」や「車」を買う派と答えたのです。

住まいに関する価値観

住まいに関する価値観


一方、住宅に関する価値観は世代間の差がはっきりと見られました。

・「家は家族が団らんする場所」(平成世代:約53%、ロスジェネ世代:約43%、バブル世代:約44%)
・老後も暮らせる安心感を持てるようにする。(平成世代:約38%、ロスジェネ世代:約48%、バブル世代:約53%)

といった回答状況から、この答えからより若い世代ほど住宅を家族とのコミュニケーションがとれる場所ととらえ、年齢が上がるほど将来に向けた資産ととらえる傾向にあるようです。

また、「家は仕事の疲れをいやす休息場所」(同51%、53%、54%)という回答は全世代共通して高い数値を示しました。我が家はゆっくり休む場所という認識は全世代共通なのかもしれませんね。

より若い世代ほど老後資金が不安!?

より若い世代ほど老後資金が不安!?

より若い世代ほど老後資金が不安!?


『老後2000万円』問題などを抱え、「70歳まで現役」の時代に突入した令和時代は経済的不安要素が少なくありません。その影響なのでしょうか、老後が不安と答えた人は、どの世代も高く8割を超えました。

また、若い人ほど不安と答え、「老後の資金」についてはいずれの世代も不安に思う人が8割を超えました。平均寿命が伸び、老後期間が以前に比べ30年〜40年も長くなったことも老後の不安を増大させている要因なのかもしれませんね。

多くの人が抱える住宅ローンの返済への不安

住宅ローン返済への不安

住宅ローン返済への不安


住宅ローン返済への不安も、全世代通して高い数値を示しました。特に、平成世代は約74%が不安であると回答し、住宅ローンに対して強い不安を感じているようです。
住宅ローン返済の不安理由

住宅ローン返済の不安理由


住宅ローンに関する不安を感じる理由は、病気やケガによる収入減への不安や急な出費が高い数値を示しています。また、AIの急速な発展などビジネスパーソンを取り巻く環境の変化により、リストラや失業、勤務先の倒産への不安も高まっているようです。

住宅ローン返済における不安の対処法

加入している団信保障

加入している団信保障


では、住宅ローン返済の不安はどのように対策があるのでしょうか。

その1つが、「団体信用生命保険」、いわゆる団信です。団信は、住宅ローンを借り入れた人が死亡したり、高度障害によって返済が困難になった場合に、保険会社がかわりにローンを支払ってくれる保険です。

若い世代になるほど特約制度(団信の追加オプションで、補償範囲を広げるもの)を利用しているようです。例えば、住宅ローン利用者のうち団信の特約に加入している平成世代は51%にのぼりました。

団体信用生命保険やその他の仕組みについては、以下のHPをご覧ください。

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失敗しない住宅ローンの選び方とは?

住宅購入のおかげで意識が前向きに!?

住宅購入のおかげで意識が前向きに!?

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住宅ローン返済に対する不安の声が少なくない一方、住宅っ購入によって意識が前向きになった人が多く存在しているようです。

住宅購入後の意識に関して「ずっと住み続けられるという安心感が得られた」という答えた方は若い世代の8割を超えています。

他にも「オンとオフの切り替えができるようになった」「自宅に友人や家族を招くようになった」「外出が増えた」など、住宅購入により意識が前向きに変化したととらえることができる回答が多く集まっています。

マネーに関する価値観は?

マネーに関する価値観は?

マネーに関する価値観は?


技術の発展が急速に進む現代、ネットを利用した決済や資産管理を利用する人が増えてきました。

日常におけるマネーに関する質問では、2割近い人がスマホ決済やインターネットバンキングを利用しているという結果になりました。この数字がどのように変化していくのか、今後の動向から目が離せません。

令和の若年層はのんびりとした生活が理想?

令和の若年層はのんびりとした生活が理想?

令和の若年層はのんびりとした生活が理想?


理想のライフスタイルを送るために何を重視しているかといった質問に対し、全世代とも8割を超える方が「のんびり過ごす」「ひとりの時間を大切にする」と答えました。

時間に追われている現代人は、一人で、だれにも干渉されず。のんびり過ごすことが理想なのかもしれませんね。

おわりに

今回のの調査から、今を生きる若年層がどのような価値観をもっているか、その一部をを理解することができました。

「シェア」がトレンドになっているにもかかわらず、車や家を所有したいと考えている方が少なくないことなど、仮説を立てるだけでは理解ができない部分にも踏み込み、若年層への理解を深めることができました。

同時に、「老後2000万問題」などから推測できる将来に関する不安(特に金銭面)の大きさは予想通り大きいことも分かっています。

さて、このような状況を抱えて始まった「令和時代」。どのような時代になるのでしょうか。

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