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パパから見た産後クライシスの乗り切り方〜パパとママが子育てチームを結成したら〜

パパとママは子育てチーム

土から顔を出した新芽
共働き夫婦が増えるなか、イクメンという言葉もよく耳にします。イクメンが特別視されているのは、「子育て=ママ」という考え方がまだ根強く残っていることの裏返しなのかもしれません。

産後、夫婦はこれまでの恋人同士のような関係から、子ども中心の生活に移行することや、それぞれのお互いに対しての意識が変わっていくことを避けるのは難しいことかもしれません。

個人差はありますが、女性は妊娠と出産という経験をする分、おそらく男性より一足早くママになったことを自覚します。早い段階から子育てをするパートナーや一緒に生きていくパートナーとして旦那様に期待をしてしまうのもわかります。

でも、もしかしたら旦那様がパパとしての自覚や一緒に育てていくという意識に変わる前に、自分と同等のことを期待しすぎているのかもしれません。

野球ゲームはチームがあってこそ成り立つ

子育てはチーム戦。野球に例えるなら、ピッチャーとキャッチャーがママとパパでバッターが子どもです。とても優秀なピッチャーがとてもすごいボールを投げても、キャッチャーが取れなければ、いいバッテリーになりません。また、キャッチャーが完璧なリードをしても、そこにピッチャーが投げられないということもあります。

そして、野球のゲームは1人ではできません。パパとママはお互いに寄り添い合わないと、バッターに連打されたり、ホームランを打たれ続けてしまうかもしれません。不慣れなことが多くて心の余裕がないときは特に、全力投球し続けて、無理をしていることに気づかないことも多いでしょう。そんなときには、わざとバッターに打たせて、二人でキャッチャーフライにといった作戦も有効ですね。

「お疲れさま、お先に失礼します」
直也はこの日、残業するのをやめて、奥さんと子どもの待つ家に帰っていきました。帰宅途中、直也は奥さんの大好きなモンブランのケーキをお土産に購入していました。

文:柳井 風凛

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