すみかる住生活版

メニューを開く メニューを閉じる

初めてDIYをする時に押さえておきたい、ペンキの種類と塗り方

Art suppllies, pencils, paints, brushes
DIY初心者には案外むずかしいペンキ選び。
ホームセンターに行けば、「こんなにたくさんあってどれを選んでいいかわからない…」という声も聞こえてきそうですね。

ペンキには水性と油性、そして塗る場所によっても種類が異なったりします。
塗り方にも単に一色に塗る方法から、木目を残す塗り方、少し古びたエイジング加工の方法などさまざまです。

まずは基本的なペンキの種類や塗り方を知り、慣れてきたらいろいろな塗料や塗り方にもチャレンジしていきましょう!

ペンキにはどんな役割があるの?

ペンキの役割とはどのようなものだと思いますか?
色を塗って見た目をよくするというのはもちろんですが、本来は木材などを保護するためのもの。

ペンキを塗っていなければ、特に屋外で使った場合、虫が湧いてしまったり、腐ってしまうこともあります。
せっかく自分で作ったものは大切に長く使いたいですよね。
そのためにもできるだけペンキなどの塗料で保護しておく必要があるのです。

ペンキの種類にはどんなものがあるの?

ペンキの種類は大きくわけて2種類あります。まずはそれぞれの特徴とメリット・デメリットについてしっておきましょう。

油性塗料

油性塗料は、ガーデニングなど屋外で使うものに向いています。

・メリット
有機溶剤などを使っているので、雨や風などに対しても耐久性があり、塗膜も長持ちします。
また、水性塗料に比べてツヤがあり高級感があります。

・デメリット
値段は水性塗料に比べて高く、ホームセンターなどに行かないと手に入りにくいです。
ツーンとした強い刺激臭があるので、家の中で塗るのには向いていません。

水性塗料

一般的なDIYに使われるのが最も多いのは水性塗料です。
簡単に塗ることができるので初心者の方に向いています。

・メリット
主成分が水でできているので、家の中でペンキを塗る場合も臭いが少なく、手についても簡単に洗い流すことができます。
環境に配慮された成分を使っているので家の中で使っても安心です。
100円ショップで取り扱っている店舗もあり、低価格で手に入れやすい塗料です。

・デメリット
油性塗料に比べ、耐久性が低く、色ツヤも劣ります。
冬など気温が低いと乾きにくいということもあります。

ペンキをきれいに塗るためのコツとは?

初めての場合、うまく塗れるか不安という方も多いのでは?
コツを知っておくだけで自分の思い通りに塗ることができるので参考にしてください。

●事前に木材などの表面をきれいにしておき、ペンキやニスがついている場合や塗る場所がでこぼこしている場合はやすりで削っておく。

●色をいくつか使う場合や、ペンキを塗りたくない部分にはマスキングテープや養生テープで保護しておく。
広い場所を保護したい場合はビニールシートなどを使う。

●寒い日(気温が5度以下)や天気が悪い日は乾きにくいので、晴れた日に行う。

●一度で塗ろうとせず重ね塗りすることを念頭に。
一度塗ったら完全に乾いてから塗る。

<油性の場合>
●においがきついのでできるだけ屋外で塗り、晴れた日に行うと乾燥もしやすい。

●油性塗料は乾燥しやすいので、トレイに少しずつ出す。

●うまく塗れない場合は、薄め液を塗料に加えながら塗るとなめらかになり塗りやすくなる。

ペンキを使い終えたあとの保管方法はどうすればいいの?

次回使うために、必ずやっておきたい処理や保管方法について紹介します。

使い終わった後にしておきたいこと

缶やブラシについたペンキをきれいに洗い流し空気が入らないようにしっかりとふたを閉めておきます。
油性ペンキは水で落ちないので、薄め液を使って缶の周りやブラシの汚れをとっておきましょう。

とくに油性ペンキは固まりやすいので、残ってしまった場合は薄め液を少し加えて、表面の乾燥を防ぐようにします。

保存場所に気をつけよう

直射日光が当たらない納戸などの中や湿気の少ない場所を選びましょう。
部屋の中においておくと温度が高くなることもあり、台所など火の近くに置いておくのも危険です。

まとめ

DIYをこれから初めてみたいという方にペンキの種類や塗り方について紹介しました。
最近では比較的低価格のものも販売されていますが、おしゃれな塗料も増えました。
まずは基本的なことができるようになったら、次は高級な塗料に挑戦してみるのも楽しみですね。

CLOSE