すみかる住生活版

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3人産んでわかった、あれは産後クライシスだったのか! ~妻の言い分、夫の言い分~

お互いにわかってきた、適度に息抜き3人目育児

困難を乗り越える

●3人目育児(妻の目線)
・3人の子どもたちのことで毎日追われているし、基本的に旦那は元気でいてくれたらそれでいい。時々、話はするし、子どものことを相談したりもするけれど、答えは求めていない。
・子どもの世話、学校関係の仕事、ママ友達との付き合い、などでますます忙しくなって、なんで私だけが?と疑問も浮かぶ。でも、現実問題、子どもが大きくなったら必要なものはお金だったりするので、旦那が真面目に働いてくれているおかげだと感謝している。

●3人目育児(夫の目線)
・妻とのスキンシップはますます減ったけれど、もう諦めた。3人目は孫のようにかわいいし、なついてくれるし、子育てにも慣れてきたから、育児に参加している実感がある。
・最近は上の子が大きくなってきたので、男同士で話しができるようになった。やっぱり必要とされている実感がある。
・妻は毎日忙しそうだが、自分の好きなこともしているようだ。私も、仕事の合間に趣味を見つけて楽しんでいる。お互いに余裕ができて、話をするときも穏やかになったようだ。

少し間が空いての3人目妊娠だったので、かなり夫婦間にも変化が出てきました。こんなにコミュニケーション不足な夫婦でも、お互いに歳をとって2人の育児で乗り越えてきた連帯感もあり、理解が深まっています。

今では遠慮なく腹が立つことは言えるし、ヘルプも出すことができます。やっとここまできたという感じがします。

ひとつわかることは、男性は必要とされて初めて実感を持てるということ。家事や育児をどんどん任せてみてはどうでしょう。大変さも実感できると思います。

結論 ~夫婦に必要な産後クライシス~

協力して上る
産後クライシスの何が問題なのでしょうか?おそらく、どんなに仲の良い夫婦でも、産後クライシスはやってきます。ない、という人は付き合っている時期に素の自分を出せていた2人なんでしょうね。

もちろん、離婚という危機が訪れる可能性もあるけれど、そこまで恐れることではありません。ぶつかって葛藤して、夫婦は育っていくのでしょう。思春期と同じで、成長するのに必要な過程です。

他人同士がわかり合う道のりで、育児という壁が立ちはだかり、それぞれの価値観が現れるのでびっくりするし、腹も立ちますが、お互い様です。それは、2人で協力しあって乗り越えていくものだと思います。
3人の出産を乗り越えてきた私でさえ、コミュニケーション不足でモヤモヤすることが、よくあります。

人それぞれだと思いますが、自分の夫マニュアルを作っておくと、対処法がわかるようになり、お互いに生活しやすくなるかもしれません。自分のマニュアルも書いて渡しておくといいですね。具体的に伝えるのがコツです。

子育てと同じで、根気とある程度の努力が必要なのが結婚生活なのです。相手を変えようと思わず、自分を変えていきましょう。そのためにも、自分をめいっぱい褒めることを忘れずに。

文:にじ種えり

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