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大手ハウスメーカーの中古住宅が人気。中古住宅の魅力は価格と立地

家の模型

中古住宅の人気が高まりを見せています。空き家が増え続けている日本では、今後中古住宅の需要がさらに高まるのかもしれません。
中古住宅には価格や立地などのメリットがある一方で、注意しなければならないポイントもあります。

今回は、住宅メーカー7社が合同で運営するサイト「イエノミカタ」と総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウトが共同で実施した『中古住宅購入に関する意識調査』を紹介します。

アンケート結果から見えてくる中古住宅のメリット・デメリット

『中古住宅購入に関する意識調査』は、中古住宅の購入を検討した経験のある東名阪エリアの30歳以上の男女661名を対象に行われました。
『中古住宅の魅力やメリット』についての回答はグラフの通りです。

メリット

価格が最大の魅力

中古住宅購入のメリットとして『価格の安さ』を挙げる人が圧倒的多数でした。また、立地条件を挙げる人も半数近く存在するようです。自由にリフォームできる点をメリットと捉える人もいました。

中古住宅の不安点はさまざま

中古住宅

中古住宅の不安点

中古住宅の不安点については、さまざまな回答が挙がりました。
その中でも、『隠れた不具合の有無』と『設備の老朽化』を懸念する人が同数の約6割に達しています。
『リフォーム費用』や『耐震性能などの住宅性能』、『築年数』を気にする人も目立ちました。

情報開示を求める声が多数

情報開示

希望する情報

中古住宅を購入する際に、積極的な情報開示を求めている人は90%以上で、『知りたいことは特にない』と答えた人はわずか2.7%でした。

事前に開示してほしい情報としては、『過去のメンテナンス・リフォーム履歴』や『定期点検の結果』、『耐震性能の有無』がそれぞれ6割以上に達しています。

建築会社を気にする人は7割超

『中古住宅を検討した際、どの建築会社によって建てられたのかを考慮しましたか?』という質問では、『考慮した』と答えた人が31.0%、『どちらかというと考慮した』が35.4%という結果で、合わせて約7割に達しました。

さらに、『どの建築会社によって建てられた中古住宅を検討したのか』という質問では、ハウスメーカーと答えた人が77.4%ともっとも多い結果でした。2位のハウスビルダーは46.0%で、30ポイントも差がでる結果になりました。

建築会社を気にする理由に『品質が一定で安定している』、『耐震性など住宅性能が高い』を挙げる人がそれぞれ半数を超えています。

中古住宅

建築会社を気にする理由

中古住宅は人気が高まっていますが、不安要素が多少なりとも存在するため、大手ハウスメーカーの品質管理や性能の良さが安心感につながり、支持されていると考えられます。

アンケート結果の詳細はこちらから
URL:http://ienomikata.com/report/7

中古住宅の購入はじっくり考えて

国は中古住宅の流通活性化を目指し、2017年末には『安心R住宅』制度を告示し、2018年4月から施行する予定です。

この制度では、住宅性能の確認や、建物の状況調査などの実施、リフォームなどに関する情報提供が行われている中古住宅に対して、国が事業者団体に『安心R住宅』マークを付与します。
これにより、中古住宅の信頼できる基準が明示され、購入の検討がしやすくなります。

中古住宅を探している人は、新しい制度を活用しながら自分に合った家を見つけてみてはいかがでしょうか。

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