すみかる住生活版

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中古住宅はリフォーム済みがよいと約7割が回答。その理由とは?

絵の掛かった白い壁と白いテーブル

リフォーム前かリフォーム済み、中古住宅購入はどっちがよいんだろう


中古住宅を購入し、リフォームやリノベーションをしてから住む人が増えています。新築より購入価格を抑えられるとともに、家を自分好みの間取りや雰囲気にできることが理由でしょうか。

しかし、株式会社シースタイルが運営する不動産関連の比較査定サイト『スマイスター』が行った調査では、リフォーム済みのほうがよいと答えた人が多かったようです。
その理由やリフォームの予算、専門家の意見などをアンケート結果をもとに見ていきましょう。

約7割がリフォーム済みがよいと回答

中古住宅を購入するなら、リフォーム前とリフォーム済みではどちらが良いか?

リフォーム済みを選ぶ人が約7割!


今回の調査では、中古住宅を購入する際、リフォーム済みがよいと答えた人が68.2%。リフォーム前がよいと答えた人を大きく上回る結果になりました。

さらに、リフォーム済み住宅のメリットを聞いたところ、『キレイ』、『即入居できる』、『リフォームする手間が省ける』が上位に。リフォームしていない住宅では『リフォーム後をイメージできないのではないか』と考える人もいるようです。

リフォーム済みの住宅が良い理由

キレイですぐ住めるのがリフォーム済みのメリット

一方、リフォーム前の住宅がよいと答えた人は、『好きな設備や間取りに変更できる』が圧倒的に多く、以下『リフォームしていない分安い』、『劣化状況が確認できる』と続きます。

リフォーム前の住宅が良い理由

購入後に自分好みにリフォームするのも捨てがたい…

また、リフォームするつもりのない人や、自分でリフォームするという人もいます。住んでから少しずつ自分で手を加えていくのも楽しいかもしれませんね。

購入前と購入後でリフォーム予算に違いが

次は、リフォームにかける予算について見ていきましょう。

住宅をリフォームしてから売却を考えている人のリフォーム費用はいくら?

売却前にリフォームする場合の予算


リフォーム予算はいくらですか?

購入後のリフォーム予算

リフォームしてから物件を売却しようと考えている売主のリフォーム予算は50~100万円が最多。対して、リフォーム前の物件を購入し、その後リフォームをする買主の予算は50万円未満が1番多い結果になりました。
リフォーム前の物件を購入する人のほうが、財布のひもが固いと言えるのではないでしょか。

リフォームしたい場所はどこ?

リフォームした場所はどこ?

水回りをリフォームしたい人が多数!


また、リフォームしたい場所については、『キッチン』、『バスルーム』、『トイレ』を挙げる人が多く、部屋やリビング、ダイニングと答えた人は少数でした。
頻繁に使い、かつ汚れやすい水回りを清潔で使いやすくリフォームすれば、毎日気持ちよく過ごせそうですね。

リフォームすれば販売価格を上げられるが…

不動産会社専門コンサルタント梶本幸治さんは以下のように述べていらっしゃいます。

『都心部の好立地な物件は、新築住宅の供給量、中古不動産の流通量がともに少ないため、リフォームは有効かもしれません。リフォーム済みの物件ならすぐに住み始めることができるので「急いで引っ越したい」購入者のニーズに応えられます。

さらに、リフォーム済みの物件なら住宅ローンの借り入れで全て賄うことができるので、購入後のリフォーム資金のことを考えなくて済みます。手持資金が少ない人でも購入に踏み切れるのではないでしょうか。』

また、リフォームすれば販売価格を上げることはできますが、その価格で売れるかはわからないそうです。
同じ間取りのマンション物件では、リフォームしていない部屋と200万円高いリフォーム済みの部屋なら前者のほうが高確率で売れるそうです。購入者にとっては、リフォーム費用を負担する分、販売価格を抑えて欲しいというのが本音かもしれませんね。

【調査概要】
調査期間:2017年10月18日~11月9日
調査手法:インターネット調査(任意でアンケートに回答)
集計数:「スマイスター」を利用した成人男女、全国592人

リフォーム前とリフォーム済み、どちらにも魅力が

すぐに住むことができ、入居後の暮らしがイメージしやすいリフォーム済みの住宅。自分好みの設備や間取りに変更でき、購入価格が安いリフォーム前の住宅。あなたはどちらに魅力を感じますか?
それぞれによいところがあるので、中古住宅を購入するときには迷ってしまいそうですが、生活スタイルや予算を踏まえて検討してみてはいかがでしょうか。

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