「家」の購入は人生における大きな選択であり、誰しもが慎重になるものですよね。最近人気の中古マンションも気になるけれど、一戸建てには憧れるという人も少なくはないでしょう。
住宅地も中古マンションも時期によって金額に大きな差が生じるので、できる限り値が下がっているときに購入したいもの。野村不動産アーバンネット株式会社が3か月ごとに行っている「住宅地価格動向」を定期的にチェックして、タイミングを逃さないようにしましょう。
2017年4月に早くも最新版が発表されていますよ!
過去と比較しながら変動率をチェックしよう
2001年以降の価格変動率の移り変わりを見ると、今の状態がよくわかります。
2017年1~3月期の住宅地価格変動率は0.2%となり、前回の0.3%を下回りました。
中古マンションの価格変動率も0.3%から0.1%に低下しています。
ここ最近は0~1.0%の間で価格変動率の横ばい状態が続いているようです。
かつては住宅地と中古マンションで変動率が大きくかい離していることもありましたが、
最近はきれいに連動していて、いずれを選択してもさほど変動率に差がないようですね。
関東圏内の地域別に見る価格変動率の変化
住宅地価格は全エリアで低下
東京都を除く関東圏すべてのエリアで変動率が低下していることがわかりますね。特に千葉県は前回に比べて0.3%と大きく下がっています。
実際に価格が前四半期と比較して「横ばい」状態にあるエリアは80%と圧倒的多数を占めています。
「値上がり」しているエリアは前回よりも1割低い10%であることから、値上がりがひと段落したと考えられるでしょう。
中古マンション価格は横ばい状態
住宅地価格変動率同様に中古マンション価格変動率も下落傾向に。特に東京都下では0.7%から0.0%と顕著な低下がみられます。
「値上がり」したエリア、「値下がり」したエリアのいずれも前四半期と比較すると低下しています。
特に「値下がり」したエリアは前回の12.9%から7.1%に大幅ダウンし、その分「横ばい」状態のエリアが増加しているのです。
悩んだらライフプランも踏まえて検討を
ここ最近は住宅・中古マンションともに価格変動率が横ばい状態にあります。先が読みにくく、いつ購入すべきか悩んでしまいますね。待っているうちに、希望の物件が売却されてしまった…ということもあるかもしれません。
遅くてもいつまでにマイホームを持っていたいのか?なども踏まえて検討していきましょう。