すみかる住生活版

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両親の認知症対策にもぴったり?“認知症にやさしいデザイン”のケアレジデンス

2025年なんてまだまだ先と思っていませんか?

介護が他人ごとではない人も多いはず


「超高齢化社会」、「2025年問題」、「2035年問題」
どれも、最近よく耳にする言葉ばかり。中にはご両親の介護ですでに他人事ではないという方もいらっしゃることでしょう。厚生労働省も、健康先進国を目指して様々な取り組みを行っていくようです。

しかし、今回ご紹介するのはもっと身近な取り組み。東急不動産株式会社が取り組んでいる世田谷中町プロジェクトはご存知でしょうか?このプロジェクトで、認知症のケアと予防をWでかなえるプログラムが構築されました。

そもそも世田谷中町プロジェクトってナニモノ?

世田谷中町プロジェクトは東急不動産による『世代循環型』の街づくりです。実はこのプロジェクト、東京語が行っている「一般住宅を併設したサービス付き高齢者向け住宅整備事業」第一号選定プロジェクト。

「一般住宅を併設したサービス付き高齢者向け住宅整備事業」とは、幅広い世代と地域が交流をしながら豊かな住生活の実現と維持できるようにするための事業です。そのため、サービス付き高齢者向け住宅、一般住宅、交流施設が併設されることが要件となっています。

東急不動産の世田谷中町プロジェクトにより作られた“認知症にやさしいデザイン”のケアレジデンスでは、これらの要件を当然満たしています。だから、子育てをする世代からシニア世代まで幅広い世代との交流はもちろん、地域とつながった生活が望めるでしょう。

“認知症にやさしいデザイン”のケアレジデンスがスゴイ2つのポイント

1.“認知症にやさしいデザイン”

個別浴室内脱衣室

広々として快適そう


英国スターリング大学認知症サービス開発センター(Dementia Services Development Centre以下:DSDC)と業務提携を行って、認知症の方が暮らしやすい設計(DSDCデザイン)の施設となっています。

具体的には住んでいる人をより満足・自立させるものであり、転倒の危険性や、ストレス、興奮、混乱、不穏、見識障害等本人が不安や混乱する状態を減らすものです。具体的にどのような効果があったのか、例を挙げてみましょう。

<DSDCデザインを取り入れたことによる効果(例)>

  • 廊下での転倒が71%減少。
  • 体重減の割合が、13%から3%に改善。
  • 暴力行為が60%減少。
  • 薬による鎮静行為が週20回から、週1回に減少。
  • スタッフが居住者と質の高い時間を過ごせるようになった。
  • トイレを探すのに手助けが必要だった人が、自立してトイレにいけるようになった。
  • デザインの改善により、75%の人がポジティブな影響を受け、より何かすることを見つけるようになった(植物の水やりや、洗濯物をたたむ手伝い、食事前のテーブルの用意など)。

デザインを変えるだけで色々な効果が得られるなんて、素晴らしいことですよね。自宅にも取り入れられないものでしょうか。

2.ロコモ予防を通じた認知症のケア・予防を実践

身体機能と認知症の関係

体を動かすって大切


ロコモティブシンドロームという言葉を聞いたことがあるでしょうか。骨・関節・筋肉・神経など、運動に必要な運動器が障害を起こすことにより、立ったり歩いたりすることが困難となる症状です。

認知症予防とロコモに何か関係が…?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、認知症の予防や進行の抑制に、運動が効果的であることが分かってきています。身体能力の低下は、けがを招く要因にも。ロコモを予防することは健康寿命を延ばすためにも大切なことと言えるでしょう。

東急不動産は、順天堂大学と「包括的連携協力」の協定を締結。入居者は、ロコモ予防体操教室に参加することができます。運動機能を維持するだけでなく、体操教室やその前の食事を通じて交流をすることもできることも、認知症予防に効果的です。

一人で閉じこもっていると生活習慣も乱れがちなので、生活習慣を整える効果もありそうですね。

両親を呼んで良し、将来に備えて良し

談話コーナー(入居者の食事やくつろぎの空間)

くつろぎの空間でおしゃべりも弾みそう


残念ながら、施設によっては「認知症には対応しない」というところも珍しくありません。しかし、“認知症にやさしいデザイン”のケアレジデンスなら、両親がより元気に長生きしてくれそうですよね。

自分自身が近くに住めるという点でも、安心感があるのではないでしょうか。また、将来に備えてケアレジデンスの近くに住むのも1つの選択肢かもしれません。近くに住んでいると日ごろの様子が分かるので、安心して入居できるでしょう。
なお、物件概要は以下の通りです。

ブランズシティ世田谷中町  物件概要

所在地   : 世田谷区中町五丁目21番6他(地番)
交 通   : 東急田園都市線「桜新町」「用賀」駅徒歩15分 東急大井町線「上野毛」駅徒歩18分
敷地面積  : 20,040.54㎡
建築延床面積: 23,796.42㎡(容積対象外部分4,041.39㎡含む)
構造規模  : 鉄筋コンクリート造地上4階建、地下1階建
総戸数   : 252戸
間取り   : 2LDK~4LDK
専有面積  : 70.58㎡~90.98㎡
売 主   : 東急不動産株式会社
施 工   : 株式会社長谷工コーポレーション
管理会社  : 株式会社東急コミュニティー
販売会社  : 東急リバブル株式会社
共用施設  : ライブラリーラウンジ、キッズベース 等
スケジュール: 竣工 A・B・C街区2017年7月下旬(予定) D・E・F街区2017年1月竣工済み
        引渡 A・B・C街区2017年9月下旬(予定) D・E・F街区即入居可(※諸手続き終了後)

グランクレール世田谷中町  物件概要

所在地   : 世田谷区中町五丁目21番8他(地番)
交 通   : 東急田園都市線「用賀」駅徒歩15分、「桜新町」駅徒歩16分、東急大井町線「上野毛」駅徒歩17分
構造規模  : 鉄筋コンクリート造地上4階建
総戸数   : 251戸(シニアレジデンス176戸 ケアレジデンス75戸)
間取り   : シニアレジデンス:1R、1DK、1LDK、2LDK  ケアレジデンス:1R
貸主・事業主: 東急不動産株式会社(シニアレジデンス) 株式会社東急イーライフデザイン(ケアレジデンス)
管理運営  : 株式会社東急イーライフデザイン
施 工   : 株式会社フジタ 東京支店
共用施設  : ラウンジ、ダイニング、多目的室、大浴場、シアタールーム、ティーラウンジ等
併設施設  : 定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所、看護小規模多機能型居宅介護事業所、カルチャールーム、コミュニティサロン、認可保育所
スケジュール: 竣工 2017年2月竣工済み

グランクレール世田谷中町・ブランズシティ世田谷中町の所在地

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悲しいことではありますが、家族や親しい人たちともいつか別れる日が訪れます。少しでも後悔の少ない別れをするためにも、この機会に今の自分ができることを改めて考えてみてはいかがでしょうか。

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