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今からでも大丈夫! 初心者でも失敗しないベランダ菜園の楽しみ方

ベランダ菜園の天敵とは? 攻略法を知ろう!

天敵ちょっとした気づかいをすることによって、野菜を枯らしたり、腐らせたりするのを防ぐ秘訣をご紹介します。
ベランダ菜園の天敵は、主に3つあります。

  • 陽射しなどの日照や照り返しの温度
  • 病気や害虫
  • 水やり管理

ベランダは陽当たりがいいと、真夏はコンクリートの照り返しで、表面温度が上昇します。暑さに弱い野菜は、育ちにくい環境です。
場合によっては、すだれを掛けるなど、直射日光をさえぎる工夫が必要です。そして、プランターの下に台を置くなどすると、風通しも良くなります。これは、害虫や病気の対策にもなるので、ぜひ取り入れてみてください。

つぎに害虫対策ですが、ベランダ菜園でも虫はつきます。
ナメクジ、アブラムシ、蝶や蛾の幼虫(ネキリムシなど)、甲虫類(カナブンやニジュウヤホシテントウ)などが、ポピュラーな害虫になります。

害虫対策用のさまざまな薬品が販売されていますが、せっかくご自宅で栽培するなら、安全性を考えて、無農薬にこだわりたいものです。

害虫は、見つけ次第、割り箸や指などでつまんで駆除するのが1番有効です。
かわいそうだからと逃しても、結局は戻ってきてしまうので、その場で処分することが重要です。
アブラムシなどは、天気のいい日に牛乳を霧吹きで吹きかけると、牛乳が乾くときにはじけるそうなので、試してみる価値はあります。

薬品を使わない対処法は、ネットや本などにも紹介されているので、参考にしてください。ネットや地区の園芸サークルに入って、情報交換するのもいいでしょう。

最後に水やり管理ですが、日本の気候風土は湿度が高いので、野菜の原産地を知っておくことが大切です。もともと乾燥地に生えている植物に、毎日水やりしたら腐ってしまいますし、病気の原因になりやすく、実の味にも影響します。
小さいお子さんがいると「毎日水やりしたい」と言うかもしれませんが、少し我慢してもらって、美味しい野菜を収穫しましょう。

おまけ

種や苗を買わなくても、ちょっとした野菜なら10日ほどで収穫する方法があります。そのためには、買ってきた野菜の根っこを使うのです。
にんじん・だいこん・ねぎ・みつば・クレソンなどは、少し余分に切り落として、お皿に水を入れ、陽当たりのいい場所に置きます。
毎日水替えすることがポイントですが、1週間ほどで、煮物の彩りや薬味くらいの収穫ができます。新しい土の上におき、そのまま根づかせて栽培し、収穫する人もいます。

まとめ

家庭菜園は天候にあまり左右されずに、お子さんと一緒にベランダでできるのは、とても魅力的だと思います。今回はベランダの広さを考慮して、背丈がのびるタイプと、手軽に短期間で収穫できるタイプの野菜をご紹介しました。慣れてくると、いろいろ挑戦してみたくなると思いますがまずは入門編だと思って、チャレンジしてみてください。

本などを参考にして、性質を理解することは重要ですが、水やりと温度と虫捕りに少し気をつけるだけでも、美味しい野菜が食べられます。夏の暑さが本番になる前に、ぜひお子さんと取り組んでみてください。

文:やまと なつ

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