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【マンガ】妊娠5ヶ月! お腹が標準より大きいか小さいか……気になるあなたへ【松本えつをの子育てあるあるvol.21】

妊娠5ヶ月のお腹の大きさはどのくらい?

さて、戌の日、神社に集まる妊婦さんのほとんどが妊娠5ヶ月とわかっていると、お参りにした妊婦さん本人の中には、ほかの妊婦さんのお腹と自分のお腹を比べてしまうこともあるだろう。現に、2007年のきのこがそうだった。

「……あれ? あの妊婦さん、わたしよりはるかにお腹が大きい。あっ、あっちの妊婦さんも……。わ、わたしのお腹、小さすぎるんじゃない? もしや発達不全? ハタから見たら、“あ! あの人、妊婦じゃないのに祈願に来てる”なんて思われているんだろうか……」

(↑ ないない。笑)
そんなふうに、不安になった。

妊娠5ヶ月に入った頃の妊婦さんのお腹の大きさは、腹囲が80cmほどといわれている。また、この頃から妊婦健診のときに子宮底長を測るようになり、妊娠5ヶ月では10cm~15cmが平均的とのこと。

しかし、実際は、妊娠5ヶ月は妊娠期間の「中期(安定期)」に入ったばかりの頃で、妊娠全期の中でも特にお腹の大きさや、その見え方にはかなりの個人差があるとされる時期だ。

個人差が大きくなる原因として、まず、母体のもともとの体格が違うことがあげられる。
身長や体重が異なれば、子宮底長が似通った数値だとしても、着衣の状態での印象はまったく異なって当然だ。

また、骨盤の形や大きさによっても、見た目の印象は異なる。
骨盤が大きく広がっていると、その中に子宮がはまる形になって前に出ていないように見え、骨盤が狭いと、子宮は前に出っ張っていくため、お腹が余計に大きく見えるのだ。

それから、妊娠初期でつわりがひどかった人や、まだつわりがおさまっていない人が、必要なカロリーが摂れていないことで腹囲が標準に満たないというケースもある。

さらに、子宮のサイズは胎児のサイズだけでなく、羊水の量にも左右されるので、この時期のお腹の大きさは純粋に胎児のサイズに比例しないと考えたほうがいい。

いずれにしても、妊娠期間が半分も残っていて、これから後期にかけて、胎児も母体も猛スピードで大きくなっていきはじめる、その最初の時期だ。

この頃のお腹の大きさを基準として出生時の赤ちゃんの大きさが決まるわけでもないし、標準よりある程度大きくても小さくても、それが重大な問題になるということはほとんどない。

定期的に妊婦検診を受けていて、医師から問題があると言われていない限り、不安になる必要はないだろう。

“標準”ではないと不安になるのは日本人ならでは?

しかしながら、「医師から指摘されていない限り、心配いらないよ」と言われても、比べる対象があると比べてしまい、標準より大きくても小さくても不安を感じてしまうのが日本人なのかもしれない。

お腹の大きさにかかわらず、

・つわりの種類や強弱
・胎動を感じる時期
・出産兆候の種類や順番
・分娩方法や分娩時間
・出生時の赤ちゃんの身長や体重
・産後の母体回復にかかる期間
・母乳の量や授乳頻度
・赤ちゃんが眠る時間の長さや夜泣きの頻度

……などなど、いわゆる「標準」や「平均」が気になってしまうであろうポイントは、妊娠〜出産〜育児期間において、ホント、数え切れないほどある。

そのたびに「標準や平均はどのくらいなんだろう?」と情報収集し、比較してムダに落ち込んでいると、本来はもっと穏やかでしあわせであるはずのマタニティ期間が憂鬱なものになってしまいかねない。

また、その憂鬱や精神不安定が過度になると、それは赤ちゃんにも伝わってしまい、悪い影響を与えてしまうこともある。それでは本末転倒だ。

今や、インターネットで検索すれば、ほとんどの「標準」や「平均」が割り出せる時代。
妊娠〜出産〜育児に関するプライベートな情報も、匿名であれば数多く出回っている。

※ 妊娠にまつわる情報サイトの中には、特定の妊娠週数について書かれている記事に、その週数ではない妊婦さんのアイキャッチ画像(惹きとなるイメージ写真やイラスト)が使われていることも多いので、そこに写っている妊婦さんと自分を比べていちいち気にしないようにね。

せっかくその時代にマタニティライフを送るのならば、「比べちゃって落ち込むから情報収集しない」のではなく、「安心材料を探すために情報収集をする」ようにしたほうがいいんじゃないかな?
(※ あくまで、妊婦検診をしっかりと受け、医師から何も指摘されていない状況下での話です)

おそらく、気になって情報収集しちゃうクセや、比較対象があると比べちゃう性質があるとしたら、それは、今さら直せないと思うのよ。

だから、情報収集はする! でも、情報収集するなら不安材料じゃなくて安心材料を探そう!

きっと、ユッキーのように、かならず「親近感」をおぼえる情報に行き着くことができるはずだから。

文:松本えつを

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◆ 文・ストーリー構成:松本えつを(役名:きのこ)

絵本作家・エッセイスト・コピーライター。2007年、8年間役員をつとめた出版社から独立。2008年、出産後の出血多量で死にかけるも一命をとりとめたことをきっかけに、女性が働きづらい社会を少しでも変えたいと一念発起。以降、ニッポンの女性アーティスト・クリエイターの自立支援を目的とした教育&プラットフォーム事業を立ち上げ、多くの女性たちの声を聞く。2014年、クリエイターを対象としたマンガコンテンツ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” を企画・制作。これまでの著書の大部分は大人の女性を対象としたものとなる。代表作に『バンザイ』(サンクチュアリ出版)、『ユメカナバイブル』(ミライカナイ)等。

クリエイターあるある in 日影工房
ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」

◆ 絵:ささはらけいこ(役名:もじゃ)

1984年北海道生まれ。金沢美術工芸大学油画専攻卒。東京クリエイターアカデミー(現ウーマンクリエイターズカレッジ)を経て、2010年よりイラストレーター・絵本作家として活動を始める。2014年から “ クリエイターあるある in 日影工房 ” の作画を担当し、「もじゃ」役として出演。2015年におまんじゅうのような子どもを出産し、テンヤワンヤで子育て真っ最中。
ささはらけいこポートフォリオサイト「星ふるモジャモジャの丘」

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