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【マンガ】いつから必要? どんなのが「買い」? 後悔しないマタニティウェアの選び方【松本えつをの子育てあるあるvol.17】

《 マタニティワンピース購入時の注意ポイント 》

・かならず季節感を逆算する。
妊娠中のどの時期に購入するかにもよるが、たとえば妊娠5ヶ月のときに2月だとしたら、臨月は7月である。季節でいうと、妊娠5ヶ月のときに1年でもっとも寒い冬を過ごし、産む直前は真夏。購入タイミングの季節感でマタニティワンピースを選ぶと、妊娠後期の一番必要なときにあまり出番がなくなる恐れが。ちょっと考えればわかることではあるけれど、真逆の季節の温度感ってついつい忘れがちになっちゃうから要注意!

・授乳機能付きのものを選ぶ。
ワンピースにおける「授乳機能」とは、すなわち「授乳口が付いている」ということである。マンガの中でユッキーが「穴」と呼んだものだね! 気に入ったマタニティワンピースを妊娠中にヘビロテしていたものの、出産を境に授乳期に突入してぜんぜん着られなくなってしまう……なんてことがないように、多少のお値段の違いだったら、授乳口付きのものをセレクトしよう。授乳期間は長いと1年以上にも及ぶので、その差は大きい。

・冠婚葬祭に着られるものを1着用意しておくとよい。
冠婚葬祭のタイミングはいつやってくるかわからない。特にお通夜やお葬式に参列するという状況は、ほぼ例外なく「突然やってくる」。もちろん、参列者が妊娠中であろうとなかろうとまったく関係ないのだ。そんなときのために、フォーマルなデザインの黒いマタニティワンピースを1着持っていると安心。アクセサリーなどのアレンジで、結婚式や各種パーティーにも着ていけるよ!

・柔らかい素材でできているものを選ぶ。
妊娠後期にもなると、お腹もかなり大きくなり、後期つわりと呼ばれる現象が起きることがある。そんなときに、束の間でも横になったり、少しでも楽な姿勢を取ったりできるように、服も柔らかい素材が使われているものを選んでおこう。デニム生地など硬い素材のものを着用していると自分自身の身体も休まらないし、産後に授乳する際、赤ちゃんにも不快感を与えかねない。

・洗濯を繰り返しても傷みづらいものを選ぶ。
柔かい素材であると同時に「丈夫さ(洗濯への耐性)」もじつは大切。これは、妊娠中よりも授乳期のためといえるのだが、授乳していると赤ちゃんのよだれや鼻水などで意外と服が汚れるものである。赤ちゃんに清潔な環境を用意してあげるためにも、特に赤ちゃんの肌に触れるお母さんの衣服は毎日こまめに洗ってあげよう。その点で、洗濯を繰り返しても傷みづらい素材でできたものは重宝する。または、洗い替え用に似たものを複数用意しておくなどの工夫をするとよい。

全体を通していえるのは、「妊娠期間から授乳期間までのさまざまなシーンをイメージして選ぶと選択ミスも防げるよね!」ということ。

赤ちゃんと自分に優しいマタニティワンピースを準備できるように、賢い視点でお買い物しよう。

文:松本えつを

▼松本えつをの子育てあるある▼

◆ 文・ストーリー構成:松本えつを(役名:きのこ)

絵本作家・エッセイスト・コピーライター。2007年、8年間役員をつとめた出版社から独立。2008年、出産後の出血多量で死にかけるも一命をとりとめたことをきっかけに、女性が働きづらい社会を少しでも変えたいと一念発起。以降、ニッポンの女性アーティスト・クリエイターの自立支援を目的とした教育&プラットフォーム事業を立ち上げ、多くの女性たちの声を聞く。2014年、クリエイターを対象としたマンガコンテンツ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” を企画・制作。これまでの著書の大部分は大人の女性を対象としたものとなる。代表作に『バンザイ』(サンクチュアリ出版)、『ユメカナバイブル』(ミライカナイブックス)等。

クリエイターあるある in 日影工房
ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」

◆ 絵:ささはらけいこ(役名:もじゃ)

1984年北海道生まれ。金沢美術工芸大学油画専攻卒。東京クリエイターアカデミー(現ウーマンクリエイターズカレッジ)を経て、2010年よりイラストレーター・絵本作家として活動を始める。2014年から “ クリエイターあるある in 日影工房 ” の作画を担当し、「もじゃ」役として出演。2015年におまんじゅうのような子どもを出産し、テンヤワンヤで子育て真っ最中。
ささはらけいこポートフォリオサイト「星ふるモジャモジャの丘」

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