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【マンガ】妊娠すると、おっぱいは大きくなるのか? いつから? 何カップくらい?【松本えつをの子育てあるあるvol.15】

妊娠するとおっぱいが大きくなるって本当?

妊娠すると身体にいろいろな変化が出てくるけれど、お腹が大きくなるということの次に「バストが大きくなる」ということをあげる人も多いのでは?

実際に、産後の授乳期を目がけて乳腺が発達し、乳房が大きくなるケースは非常に多い。

胎児の成長と連携をとるかのように、母体が妊娠初期から後期にかけて成長していくわけだが、おっぱいが大きくなるというのは、その代表的なひとつの例なのだ。

妊娠中に胸が大きくなった」と実感した妊婦は、全体の6割近くにのぼるらしい。

そして、大きくなるといっても、「なんとなく」レベルではなく、「ブラジャーのサイズが2カップ上がったよ」という人が、そのうちの5割、約半数!
次いで、「1カップくらいアップしたよ」という人が4割
3〜4カップはアップしたよ」という人が残り1割という割合だ。

2カップもアップすると、それまでつけていた下着がどれも合わなくなるわけだよね。

ちなみに、妊娠中はおっぱいが大きくなるだけでなく、乳輪が大きくなったり、乳輪の色が濃くなったりする。
その現象に戸惑う人も多いみたいだけど、これは、生まれて間もない赤ちゃんが乳首を探しあてやすくするためだとか。
「なーんだ、それなら仕方ないな!」と考え、変化を柔軟に受け入れられるといいよね。

おっぱいの大きさがピークになるのはいつ?

妊娠中のおっぱいは、妊娠初期から徐々にボリュームアップし、出産直後に大きさのピークを迎える。
そして、赤ちゃんに母乳を与える期間がだいたい1年くらいだとすると、その1年でまた徐々にボリュームダウンし、元のサイズに戻る、という流れだ。

「せっかくバストが2カップもアップしているなら、産後すぐにビキニ姿(あるいはヌード?)の写真でも撮っておこうかしら!」なんて思う人もいるかもしれないが、出産してすぐにお腹周りが戻るわけではないので、服でうまくカモフラージュするか、お腹周りや骨盤の引き締めが完了する「産後3ヶ月目以降のなるはや期」を狙うようにしよう。

「マタニティブラ」や「授乳ブラ」を買うときの注意点

妊娠がわかったら瞬間的に2カップも大きくなるわけではないので、そんなに焦る必要はないが、妊娠中期頃には、それまでの下着がきつく感じるようになる妊婦さんは多いはず。

きつい下着でおっぱいを締めつけていると、着け心地が悪いだけでなく、乳腺の健全な発達を妨げることにもなるため、マタニティブラに切り替えるのがオススメ。

最近では種類も豊富で、「どれにしたらいいのかさっぱりわからない!」なんてことにもなるかもしれないので、選ぶときのポイントをまとめてみた。

◆ カップは、元のサイズより2カップ程度大きなサイズを。アンダーバストは、元のサイズより1サイズ(5センチ)程度大きなサイズを。
微妙な差で迷ったら「大は小を兼ねる」という言葉を思い出し、大きいほうを。母乳パッドを入れることを考えると、ちょっとくらい大きめでも問題になるケースはあまりない。また、背中のホックが段階式になっているものはアンダーバストのサイズ調整がしやすいのでオススメ。

◆ ノンワイヤーとワイヤー入りを用意し、TPOにあわせて使いわけ。
まずは、デイリー用にノンワイヤーで優しく包み込むものをいくつか。次に、正装時でも使えるシルエット重視のものをひとつ持っておこう。デイリー用でも正装時用でも、肩紐が太めのほうがバストの重みを分散させられるのでオススメ。

◆ 産後も使えるように、授乳機能がついているものを。
マタニティブラを調達する時期から産後に入るまでは数ヶ月なので、本当にあっという間。せっかく新調するんだから、産後もそのまま使えるように、授乳機能がついているものを選ぼう。

◆ いきなりまとめ買いはしない。
妊娠初期〜中期のうちから、ひとつずつ試し、自分に合うタイプを調べるのが確実。ホールド感やカップの形状などの好みも人それぞれなので、実際に1日着けてみて、しっくりするものがわかったら、何本か購入するようにしよう。

また、言うまでもないが、妊娠前のブラジャーは、授乳期を終えたあと再び使えるようになるので、くれぐれも捨てないように。
2カップアップは、残念ながら、期間限定なのだ。

 ***

「おっぱい」と聞いてイメージするものは人それぞれ。
「母のぬくもり」をイメージする人もいれば、「エロスの象徴」と捉える人もいるだろう。
でも、妊婦さんにとってはやっぱり、まっ先に「赤ちゃんとの絆」なのかな。

妊婦のおっぱいは、もはや自分だけのものじゃない。
胎児と一緒に、妊娠中からていねいに優しく育ててあげたいよね!

文:松本えつを

▼松本えつをの子育てあるある▼

◆ 文・ストーリー構成:松本えつを(役名:きのこ)

絵本作家・エッセイスト・コピーライター。2007年、8年間役員をつとめた出版社から独立。2008年、出産後の出血多量で死にかけるも一命をとりとめたことをきっかけに、女性が働きづらい社会を少しでも変えたいと一念発起。以降、ニッポンの女性アーティスト・クリエイターの自立支援を目的とした教育&プラットフォーム事業を立ち上げ、多くの女性たちの声を聞く。2014年、クリエイターを対象としたマンガコンテンツ “ クリエイターあるある in 日影工房 ” を企画・制作。これまでの著書の大部分は大人の女性を対象としたものとなる。代表作に『バンザイ』(サンクチュアリ出版)、『ユメカナバイブル』(ミライカナイブックス)等。

クリエイターあるある in 日影工房
ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」

◆ 絵:ささはらけいこ(役名:もじゃ)

1984年北海道生まれ。金沢美術工芸大学油画専攻卒。東京クリエイターアカデミー(現ウーマンクリエイターズカレッジ)を経て、2010年よりイラストレーター・絵本作家として活動を始める。2014年から “ クリエイターあるある in 日影工房 ” の作画を担当し、「もじゃ」役として出演。2015年におまんじゅうのような子どもを出産し、テンヤワンヤで子育て真っ最中。
ささはらけいこポートフォリオサイト「星ふるモジャモジャの丘」

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