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コンパクトに回れる都道府県アンテナショップ~東京交通会館・銀座1丁目編~

東京交通会館

東京交通会館

首都圏に林立する都道府県のアンテナショップのなかでも、人気のショップが集中しているのが有楽町・銀座駅周辺です。
「北海道どさんこプラザ」と、沖縄の「銀座わしたショップ」があるので、文字どおり北海道から沖縄まで、日本全国の美味を体験した気分になれます。

銀座への玄関口、JR有楽町駅の目の前にある東京交通会館には「北海道どさんこプラザ」以外にも、地方の物産を販売しているアンテナショップが10店舗以上出店しています。
JR有楽町駅から徒歩3~4分ほどにある、銀座1丁目の「銀座わしたショップ」周辺にもアンテナショップが集まっています。

レストラン併設のショップも多く、本物の地方の味が楽しめます。短い移動時間でたくさんのアンテナショップを巡れるお得なスポット、有楽町・銀座。今回はその魅力をご紹介します。

通り過ぎたらもったいない! 有楽町駅徒歩1分で1日遊べる東京交通会館

野菜マルシェ

マルシェ(イメージ)

「東京交通会館」は、JR有楽町駅の京橋口・中央口(東京フォーラムやビックカメラ有楽町店とは反対の銀座側)から徒歩1分の場所にある15階建てのビルです。人気の「北海道どさんこプラザ」は、有楽町駅側とビルの中の通路側の2カ所に出入り口があります。

多い時は1日1000本以上売れるソフトクリームはバニラ、夕張メロン、メロンミックスの3種で、さっぱり系の味です。濃厚ソフトなら、地下1階にある、丘のまち美瑛・丘のまちCAFEのジャージー乳とてんさい糖を使用した無添加ソフトクリームがおすすめです。特に、あずきあんが添えられたものがおいしいです。イートインがあるので、混雑時でなければ座って食べられます。

交通会館内には、ほかにも、ザ・博多「あまおうソフト」、秋田ふるさと館「栗駒高原牛乳ソフト」、むらからまちから館「黒蜜きなこソフト」などがあるので、ソフトクリームの食べ比べ目的で訪れるのもいいでしょう。

苦労して旅行から持ち帰ったお土産、通販で手に入れたスイーツ、季節の果物や発売されて間もない新商品などが、アンテナショップではよりどりみどりで購入できます。

「北海道どさんこプラザ」では、コロッケ、ザンギ(鶏の唐揚げ)、メンチカツなどのテイクアウト惣菜もあるので、毎日のように通う人がいるというのもうなずけます。

先日私が訪れたときに、ザ・博多で週に1回入荷する海藻食品「おきうと」をめがけてやってきて、まとめ買いする女性を見かけました。それを見て、地元の味や雰囲気を懐かしく感じるために訪れ、癒される人も多いのだろうなと感じました。

私は、故郷の富山の食品を懐かしく感じるのですが、先日は、「いきいき富山館」で子どものころ大好きだった「き子」を横目に、鱒寿司を買って帰りました。
デパートの物産展などでは見かけない3店舗の鱒寿司があったのですが、あえてお店の方に聞かずに、貼ってある説明書きを読みながら選ぶのも楽しいものです。

東京交通会館1階には「北海道どさんこプラザ」のほかに、「大阪百貨店」、「秋田ふるさと館」、「徳島・香川トモニ市場」があります。
兵庫県豊岡市物産店「コウノトリの恵み 豊岡」、「むらからまちから館」も地域の物産を扱っています。

雑貨店「神保町いちのいち」や、穀物繊維を美味しく手軽に摂れる商品を販売、試食もできる「穀物繊維倉庫(ライスアイランド)」も広い意味では物産店といえます。

地下1階には、「いきいき富山館」、「兵庫わくわく館」、「おおいた温泉座」、「わかやま紀州館」「ザ・博多」があります。

美瑛物産店と丘のまち美瑛・丘のまちCAFEはカレーなどの食事が、静岡県東京観光案内所「Shizuoka Mt.Fuji Green‐tea Plaza」は有料で静岡茶とお菓子のセットが楽しめます。

屋外のイベントスペースでは、毎週土日に「交通会館マルシェ」が開催されています。
東京交通会館のビル内はアンテナショップが多く、地域特産品や文化に興味のある人が集まるスペースということもあり、「交通会館マルシェ」は自治体などの出店が多く、全国各地の特産品が並ぶ、特長のあるイベントになっています。

3階には、ピエトロドレッシングのアンテナショップがあり、野菜ビュッフェ(税込897円)+ドリンクバー(税込250円)が魅力です。

おしゃれなアンテナショップ見つけた! ~銀座1丁目駅周辺~

沖縄の海とシーサー

琉球の風景

銀座1丁目駅周辺にあるアンテナショップには、「いしかわ百万石物語・江戸本店」、「坐来 大分」、「銀座わしたショップ」、「まるごと高知」、「茨城マルシェ」、「食の國 福井館」、「おいしい山形プラザ」、「ひろしまブランドショップTAU」などがあります。

「いしかわ百万石物語」

のどぐろの棒寿司が売り切れ必至です。

「坐来 大分」

夕方開店のレストランは、ダイニングホールの窓から、ライトアップした東京フォーラムの夜景を楽しむことができます。

「銀座わしたショップ」

数色のソフトクリームのほかブルーシールアイスもそろっています。イートインコーナーで、オリオンビールと沖縄の味覚が楽しめます。

「茨城マルシェ」

納豆が有名ですが、イバラキングメロンの季節には、イバラキングメロンパフェなどのメロンメニューを求めて行列ができます。

「食の國 福井館」

ご当地ドリンク『ローヤルさわやか』を買って持ち歩くと、あなたの注目度アップです。

「おいしい山形プラザ」

人気商品のランキングがわかりやすく掲示されていて、とても買い物がしやすいです。

「ひろしまブランドショップTAU」

瀬戸内レモンの商品が多く、交通会館の「わかやま紀州館」の梅干しとはまた違う感じで、見ているだけで口のなかが酸っぱくなり、食欲がわきます。

ふるさとのある人もない人も、アンテナショップでFind Japan

私がアンテナショップを知ったきっかけは、茨城マルシェの店舗やイベントで販売されている、グリーナーアースという手づくりのオーガニック化粧石けん&オーガニックハーブクリームです。作ってから1年間寝かせるという石鹸は、マルシェの隠れた人気商品です。

アンテナショップは日持ちするものが中心で、お土産品がたくさん並んでいるお店だと思っていた私は、最近のアンテナショップの充実度と、短い移動でたくさんの店舗を回れることに驚き、アンテナショップ巡りをするために訪れるようになりました。

以前、初めてアンテナショップ巡りをした友人が、「ここで全部買えちゃうのね~」とつぶやいたのが印象に残っています。
アンテナショップは、お財布の都合に合わせて調節でき、併設レストランやイートインでランチや休憩をしながら楽しめるので、お友だちや家族とのお出かけに最適です。

本気で見て回りたい場合、誰かと一緒だと気を使ってしまうので、「おひとりさま」もおすすめです。「全店舗見て回ろう」などと決めないで、1店舗ずつ自分のペースで回りましょう。

文:空兎羽留

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