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人気上昇中の街、東京都北区『赤羽』の子育てママの本音を告白

赤羽駅の外観

「赤羽って埼玉だよね?」少し前まではよくそんな誤解をされていた街・東京都北区の赤羽が、TV放送の影響などもあってここ数年で人気上昇中らしいのです。

SUUMOの2017年度「穴場だと思う街ランキング」で2位、「関東 住みたい街ランキング」で21位にも選ばれている街・赤羽は、実際に住みやすいのでしょうか。

●SUUMO住みたい街ランキング参照
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/sumai_nyumon/machi/2017kanto_anaba/
https://suumo.jp/edit/sumi_machi/2017/kanto/

現在、赤羽で2児の子育て中の私が、赤羽の住み心地についてお話させていただきます。

交通の便がいい街・赤羽

少し意外に思われるかもしれませんが、東京都北区は東京23区で一番JRの駅の数が多い区です。
そのなかでもJR赤羽駅は、8番ホームまであり、埼玉方面と東京とを結ぶちょっとしたターミナル駅になっています。

乗り入れ路線は、京浜東北線・宇都宮線・高崎線・湘南新宿ライン・上野東京ライン・埼京線(りんかい線との相互直通運転あり)です。
埼京線を使えば池袋駅まで約9分、新宿駅まで約15分ですし、上野東京ラインを使えば上野駅まで約10分、東京駅まで約17分で行けます。横浜やお台場方面へも乗り換えなしで行くことができます。

もしあなたが転職をして、勤務先が新宿駅から東京駅になったとしても、赤羽に住んでいれば問題ありません。
このように、都心のどこへ行くにもアクセスが良いことが、赤羽人気の大きな要因と言えるでしょう。

また、下りは京浜東北線で川口駅まで約4分、宇都宮線や高崎線で浦和駅まで約8分、大宮駅まで約15分と、埼玉方面へのアクセスも良いです。群馬県の高崎駅や栃木県の宇都宮駅へも、それぞれ高崎線・宇都宮線で乗り換えなしで行けます。そのためか、埼玉や北関東や東北から上京して赤羽に住みつく人も多いです。

赤羽駅には東口方面に一番街という有名な飲屋街があり、埼玉方面へ帰る人たちが仕事帰りに赤羽でお酒を飲んで帰って行くパターンも多いようです。

一番街付近には、以前から数多くの飲み屋があり、その近辺はおじさんの街という感覚でしたが、最近ではおしゃれなバルやカフェなどもあり、若者が増えてきている印象です。

買い物に困らない街・赤羽

ララガーデン外観

アーケード街・ララガーデン


赤羽は、東口方面と西口方面で異なる顔を見せる街ですが、どちらも魅力的な買い物スポットがあります。

東口方面には、昔ながらの商店街がいくつかあり、ララガーデンというアーケード街もあります。その中だけでもたくさんの商店が入っていて、お菓子や食品・日用品から雑貨まで何でも揃います。カフェや飲食店がいくつもあるので、一休みもできて便利です。

隣接してイオンや西友があり、アーケードでつながっているので、天候を気にせずいつでも買い物ができます。
一番街があるので飲み屋はもちろんたくさんありますが、おいしいランチを提供してくれる飲食店やパン屋もたくさんあり、外食するのも楽しい街です。

西口方面には、駅前に大きなイトーヨーカドーがあり、その先に住宅街が広がっています。また、ビビオやアピレといった大型商業施設もあり、食品から雑貨・衣料品まで何でも揃います。

赤羽駅の中には手土産を買えるエキュートがありますし、駅の高架下にあるビーンズ赤羽というショッピングセンターの奥にはビバホーム ビーンズ赤羽があります。都心ではなかなかホームセンターを見かけないのですが、赤羽では駅近にあり便利です。

我が子が赤ちゃんだった頃、よくベビーカーを押して赤羽駅付近に買い物にきていましたが、雨に濡れずに買い物ができますし、イトーヨーカドーやイオンなどで授乳やオムツ替えもできるので安心でした。生活に欠かせないスーパーやドラッグストアもいくつもあるので、主婦にもありがたいです。

ファミリーにも住みやすい街・赤羽

赤羽自然観察公園入り口

赤羽自然観察公園入り口(撮影:こみどりきのこ)


赤羽は、交通の便の良さや買い物の便利さ、飲食店の多さなどから、どちらかというと独身の方に人気のようですが、実はファミリー層にも人気があります。

東口駅前に飲み屋街があるのでよく治安が懸念されますが、その一部の地域以外は子育て世帯も多く住んでいます。私は、特に治安が悪いと思いませんし、子育てしやすい街だと日々感じながら暮らしています。その理由をいくつか挙げさせていただきます。

まず第一に、赤羽には公園や緑が多いです。特に西口方面には、赤羽自然観察公園という緑豊かな公園があります。そこでは子どもがザリガニ釣りをしたり、チョウを追いかけたり、どんぐりを拾ったりすることができます。
休日にはお弁当と日除けテントを持参して、のんびりピクニックをするファミリーも多いです。事前に届出をすればバーベキューもできます。
また、清水坂公園という大きな公園は、夏は水遊びができますし、電車が見えるので赤羽の子育て世帯に人気です。

東口方面では、赤羽駅から歩ける距離のところに荒川の土手があります。見晴らしがよく、大人数でのバーベキューもできますし、ジョギングやサイクリングをする人にも人気です。土手は車が来ないので、子どもの自転車練習にも最適です。

第二に、赤羽のある北区は保育園の待機児童が少ないです。エリアを限定しすぎなければ、パート勤務や求職中のママでも入園できているようです。保育園への入りやすさから、他の区から引っ越しをしてくる世帯もいるくらいです。実際私もパート勤務ですが、保育園に入れています。

また、小学校の学童も問題なく入れています。他の地域に住む友人に、学童に入れないという話を聞く機会があり、学童は希望すれば入れて当たり前だと思っていたので驚いたくらいでした。

第三に、赤羽は都心と比べると家賃相場が安めです。便利な駅なので駅近の物件はやはり家賃が高くなりますが、駅から離れると家賃はぐっと抑えられます。
赤羽周辺はバス網も発達していますし、区営の駐輪場も安いので、ファミリーであれば駅から少し離れたところへ住むことをオススメします。
駅から離れているほうが広めの物件や公園が多く、子育て環境は良くなると思います。バスや自転車を使用すれば駅へのアクセスも悪くないです。

住みやすい街・赤羽

赤羽はどこへ行くにも便利ですし、なんでもあるので生活に困りません。北区は子育て世帯へのサポートが手厚く、新設の保育園も増えています。小学生の放課後の居場所・わくわく☆ひろばの設置も年々進んでいます。

新しい暮らしをどの街で始めようかとお悩みの方、住んでいる自治体の保育園に入れないとお悩みの方がいれば、住まい先の選択肢のひとつに赤羽を加えてみてはいかがでしょうか。

文:こみどりきのこ

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